日本生活習慣病予防協会(理事長:宮崎滋氏)は、1月23日を同協会の健康習慣標語より『一無、二少、三多の日』、毎年2月を『全国生活習慣病予防月間』と定め、生活習慣病予防のための情報発信を行っている。
全国生活習慣病予防月間2021のスローガンは、『一無、二少、三多』(無煙・禁煙、少食、少酒、多動、多休、多接)より「多休」(しっかり休養―からだとこころのリフレッシュ)としている。
2月1日より市民公開講演会をWeb公開
同協会では、メインイベントとして市民公開講演会(Web開催)を2月1日より、「全国生活習慣病予防月間2021」サイトで1か月間公開する。視聴は無料、登録不要、抽選によるプレゼントも用意している。
全国生活習慣病予防月間2021サイトでは、スローガン川柳優秀賞と啓発ポスターとリーフレットも公開する。家族や職場で、また、全国の自治体、医療機関、企業、健保組合、学校、介護施設、関連団体など健康増進事業に携わる人々の健康啓発への寄与を目指している。
日本生活習慣病予防協会による生活習慣病予防のための標語説明や、市民公開講演会(Web講演会)の概要は次の通り。
■1月23日は『一無、二少、三多の日』
生活習慣病とは「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が発症・進行に関与する疾患群」と定義される。喫煙、飽食、大量飲酒、身体活動・運動不足、不十分な休養、ストレス過多等改善のために、同会では健康標語『一無、二少、三多(いちむにしょうさんた)』の健康習慣を提言してきた。
2017年に1月23日を『一無、二少、三多の日』として記念日登録し、認知を広めている。
■全国生活習慣病予防月間2021市民公開講演会(Web講演会)
●公開期間:2020年2月1日(月) ~2月28日(日)
●公開場所:日本生活習慣病予防協会「全国生活習慣病予防月間2021」サイト
●視聴者プレゼント:
1.「休む技術」(西多昌規著)電子版限定100名(抽選)
2.「新型コロナウイルス感染症ー予防と家庭看護の実際」(セルフメディケーション推進協議会編)100名(抽選)
3.協賛会社より商品サンプル(上記2.同梱)
・松谷化学工業 レアシュガースウィートサンプル
・サラヤ 歯周病予防歯みがきクルクリンサンプル、他(2月1日よりキャンペーン実施予定)
●講演1. 「休む技術ースマホ時代の仕事オフのつくりかた」
西多昌規氏(早稲田大学睡眠科学研究所 所長・スポーツ科学学術院 准教授)
内容:まじめな日本人は、休み下手!本来なら、私たちの生活の質を上げるはずの技術革新が、逆に我々の休日を蝕んでいる事実も無視できない。ITの進歩によって、仕事と休日の境界線がはっきりしなくなり、ともすれば仕事がオフの時間に容易に侵食する時代ともいえる。
Part1日本人はなぜ休み下手なのか、Part 2 休み方の知識と実践、Part 3 デジタル・オンライン社会おける休み方
●講演2.「休養でがん予防—その免疫学的根拠—」
山岸 久一氏(京都府立医科大学名誉教授)
内容:健康な人でも、毎日おおよそ3000~5000個もの細胞ががん化しているとされるが、免疫細胞が排除するため増殖を抑制している。
がんには、絶対的な予防法はないが、このバランスを崩さない鍵は生活習慣にあるといえる。中でも、休息と睡眠をバランスよく取って、心身の疲れを取り体調を整えることが大切である。
●総合討論 「コロナ禍の生活習慣」
宮崎滋氏(日本生活習慣病予防協会理事長)
西多昌規氏(早稲田大学睡眠科学研究所所長)
村田正弘氏(NPO法人 セルフメディケーション推進協議会会長)
和田高士氏(日本生活習慣病予防協会 理事長)