デジタル活用従業員参加型入社式をグローバル本社で初開催 武田薬品

 武田薬品は1日、デジタルを活用した従業員参加型の入社式を東京のグローバル本社で初めて開催した。 今年は36名の新卒新入社員を迎え、「一体感」をテーマに、会場およびZoom上から約200名の従業員も入社式に参加した。
 入社式では、司会は公募に応募した2名の従業員が務め、AIを駆使して作成した100年後の未来の従業員と現在の従業員からのオープニングメッセージビデオから始まり、式の内容をグラフィックレコーディングでまとめるなど、随所にデジタルやテクノロジーが活用された。
クリストフ・ウェバー武田薬品代表取締役社長 CEO および、宮柱明日香ジャパン ファーマ ビジネス ユニット(JPBU)プレジデントの祝辞は次の通り。

◆クリストフ・ウェバー氏

ビデオメッセージであいさつしたウェバー氏

 皆さんのタケダへの入社を心から歓迎する。私たちは常に革新に挑み、より多くの患者さんに貢献し、アンメットニーズに対応し、新しい治療選択肢によって患者さんの QOL向上を目指し続けている。
 タケダは、従業員の成長に投資を続けている。これは会社と従業員相互のパートナーシップと考えている。タケダには思いやりの文化があり、誰もがその一員としてお互いをサポートし合い、理想的な働き方を実現しようとしている。
 多様で包括的な職場作りも重視している。多様な視点と多様なバックグラウンドを持つ人々が共通の目標に向かって協力し合ったときにこそ創造性とイノベーションが大きく開花するからだ。
 個人としても仕事のうえでも成長の機会が多くあります。タケダが今後世界をリードするデジタルバイオ製薬企業となれるよう、皆さんの協力を頂戴したいと思う。また、ぜひ仲間と共にキャリア形成に主体性を持って取り組んで頂きたい。
 皆さんにかつて新入社員だったひとりの人間としてアドバイスするなら、目の前のことに情熱を注ぎ仲間やリーダーと協力し、タケダにとっての最善を常に尽くしていただきたいと思う。皆さんはタケダの成長とそして世界中の人々の健康と輝かしい未来の実現という共通の目標を実現する大きな力である。皆さんの輝かしいスタートと今後の活躍を祈りたい。

◆宮柱明日香氏

会場参加で新入社員に祝辞を述べた宮柱氏

 皆さんのタケダへの入社を心から歓迎する。改めて、ともに働く仲間となれたことを大変嬉しく思うし、皆さんには多くの仲間がいることを忘れないでいただきたいと思う。
 タケダが240年を超える長い歴史のなかで社会に存在し続けられていられるのは、不変のタケダイズム・価値観を抱き、何よりも“変化を恐れないこと”、それに“挑戦し続けている”からだと考えている。これがタケダの強みである。
 今後は、世界をリードするデジタルバイオ製薬企業として、「データ・デジタル・テクノロジー」の力を活かし、さらなるイノベーションとなる新たな価値を世界中の患者さんへ届けていく。
「世界中の人々の健康と、輝かしい未来」のために私たちがやるべきことはたくさんある。これから共通の目標に向けて皆さんとともに働けることを心から楽しみにしているし、タケダの未来に向けて一緒に前へ進みよう。改めて、本日は入社、誠におめでとうございます。

 これに対し新入社員の代表5名も、革新的な医薬品の創出により、世界中の患者さんに貢献することへの抱負を述べた。

抱負を述べた新入社員代表の5名
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