PD-1特許に関する本庶佑京大特別教授の訴状を受領    小野薬品

 小野薬品は6日、本庶 佑京都大学特別教授が6月19日付で大阪地方裁判所に訴訟提起した訴状を受領したと発表した。
 訴訟内容は、PD-1特許に関する対第三者訴訟関連分配金請求訴訟で、 請求金額は226億2333万1677円。
 同訴状に対する小野薬品の考え方と対応方針は次の通り。
 小野薬品は、PD-1特許に関するライセンス契約を2006年に本庶佑氏と合意の下に締結し、同契約に基づいて適切に特許使用料を支払っている。また、同契約締結当時はがん免疫療法に対する懐疑的な見方が多く、他の製薬会社が開発を断る状況下にあって、同社として大きなリスクを取って研究開発に踏み切ったものであり、契約の水準も妥当であると考えている。本件訴訟については争っていく方針であり、適切に対応していく。
 なお、訴状を受領した段階であって同社の業績への影響を見込むことは困難であり、今後開示すべき事項が発生した場合には速やかに広報する。

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