芳香族炭化水素受容体調節薬「タピナロフクリーム」 乳幼児アトピー性皮膚炎対象国内P3試験中間解析で好結果 塩野義製薬

 塩野義製薬は19日、芳香族炭化水素受容体(AhR)調節薬「タピナロフクリーム」について、日本国内で実施中の乳幼児アトピー性皮膚炎患者を対象としたP3試験において良好な中間解析結果(データカットオフ:2026年3月)を取得したと発表した。
 同試験は、3カ月以上24カ月齢未満の乳幼児アトピー性皮膚炎患者を対象に、同剤を52週間投与した際の有効性および安全性について、非盲検・非対照により検討するもの。
 今回得られた中間解析結果では、乳幼児アトピー性皮膚炎患者において同剤の皮膚炎改善効果が示され、安全性についても確認された。今後、同試験の成績および他の臨床試験成績等をもとに、日本国内における乳幼児アトピー性皮膚炎患者への適用範囲の拡大を目指す。
 タピナロフについては、2020年に日本たばこ(JT、現在は医薬事業を塩野義製薬が承継)がDermavant Sciences GmbH(現在はOrganon & Co.により買収)と日本国内における皮膚疾患領域での独占的開発・商業化権に関する契約を締結し、JTおよび鳥居薬品が日本国内における共同開発および販売に関する契約を締結して開発を推進。タピナロフは、2024年6月、JTが日本国内において「ブイタマークリ-ム」という製品名で、成人および12歳以上の小児アトピー性皮膚炎ならびに成人の尋常性乾癬を適応症として製造販売承認を取得した。同年10月より鳥居薬品が国内における販売を開始し、現在は塩野義製薬と鳥居薬品がコ・プロモーションしている。
 さらに、JTはタピナロフクリームについて、2025年10月に2歳以上12歳未満の小児アトピー性皮膚炎を適応症として、日本国内における同剤の製造販売承認申請を行っている。

タイトルとURLをコピーしました