エーザイは19日、抗がん剤EZH2阻害剤「タズベリク」(一般名:タゼメトスタット臭化水素酸塩)について、日本において投与中止の判断を行ったと発表した。投与中止は、同剤による併用投与、単剤投与のいずれにおいても、血液系の二次性悪性腫瘍が複数例発生していることを確認したため。 同社は、すべての患者で同剤の投与が行われていないことが確認できた段階で、同剤の販売を中止する。
エーザイは、Ipsen 社(本社:フランス)が決定した米国等における同剤の販売中止を受けて、SYMPHONY-1試験を含む海外臨床試験、および国内外の市販後を含む安全性データの収集並びに精査を進めていた。
今回、追加で入手した現時点の安全性データから、同剤による併用投与、単剤投与のいずれにおいても、血液系の二次性悪性腫瘍が複数例発生していることを確認した。
これらを総合的に評価し、日本における使用条件下でも血液系の二次性悪性腫瘍発症のリスクを最大限考慮する必要があると判断した。
同剤を使用している医療機関に対して、現在、同剤を投与中の患者には速やかに投与中止を検討して貰い、新規投与については行わないように情報伝達を開始している。
