
クーパービジョン・ジャパンは、2月10日より近視の視力補正および進行抑制治療用コンタクトレンズ「マイサイト ワンデー(MiSight 1 day)」を全国の一部眼科・コンタクトレンズ販売店で発売する。
同製品は、小児から使用できる近視の視力補正と進行抑制を両立した、日本で初めて承認されたソフトコンタクトレンズだ。
近年、子どもの近視が世界的に増加し、特にアジア太平洋地域および東アジアの近視率は高い。2050年には人口の3分の2が近視になると推定されている。
日本でも近視は深刻な課題となっており、裸眼視力1.0未満の小児の割合が約40年前と比べて増加(図①)している。さらに、日本の小学生における近視有病率は77%と報告されている。近視が進行すると、将来的に網膜剥離や緑内障などの発症リスクが高まることも知られているため、小児の早い段階からの進行抑制対策が重要である。

図①:裸眼視力1.0未満の者の割合の推移 (学校保健統計調査/年次統計 学校種別疾病・異常被患率等の推移(昭和23年度~令和6年度)より作成)
日本ではこれまで、眼鏡やコンタクトレンズによる視力矯正が中心で、近視の進行を抑える治療や対策は十分に浸透していなかった。海外12か国の調査では、日本の近視進行抑制用ソフトコンタクトレンズの普及率が最も低く、平均24%に対して日本は3%にとどまっている。
クーパービジョンは、ワンデータイプのマイデイ、2ウィークタイプのバイオフィニティなどの製品ブランドを展開し、近視、遠視から乱視、老視まで、アイケアの幅広いニーズを支えてきた。
その一環として、長らく課題となっていた小児の近視進行に対して、新たな治療の選択肢を提供するため、近視進行抑制用のソフトコンタクトレンズ「マイサイト ワンデー」の開発・臨床を推進。7年にわたる臨床試験の結果、単焦点の1日使い捨てコンタクトレンズを装用した子どもたちと比較して、近視の進行を有意に抑制することが確認された。
2019年には米国でFDAの承認を取得。現在は世界40か国以上で販売され、20万人を超える小児が利用している。 日本では、2025年8月19日に「近視の視力補正及び進行抑制」を目的としたソフトコンタクトレンズとして国内初の医療機器製造販売承認を取得。2月10日より、全国の一部眼科・コンタクトレンズ販売店で発売する。
「マイサイト ワンデー」の特徴として、①クーパービジョン独自の「ActivControl テクノロジー」を採用、近視の視力補正と進行抑制を両立、②小児も安心の使いやすさーが挙げられる。
①は、焦点を合わせることで視力を補正する「屈折矯正ゾーン」、デフォーカスすることで近視の進行を抑える「トリートメントゾーン」が交互に配置された同心円型の二重焦点レンズデザイン「ActivControl テクノロジー」(図②)を採用。視力補正と同時に、近視の原因のひとつである眼軸長の伸長を抑えることで、近視の進行を抑制する効果を発揮する。
「ActivControl テクノロジー」は、クーパービジョン「マイサイト ワンデー」のみに採用された、独自の技術だ。

②の小児も安心の使いやすさについては、臨床試験のアンケート調査では、レンズ処方に際し95%がフィッティングに成功している。海外報告においては、94%の小児がレンズを装用していて「気にならない」と回答している。
さらに、1日使い捨てタイプのため、洗浄などのケアが不要で、衛生面でも安心だ。
【製品概要】
・販売名:マイサイト ワンデー
・内容:30枚入り
・製作度数範囲:-0.25D ~ -6.00D(0.25Dステップ)、-6.50D ~ -10.00D(0.50Dステップ)
・発売日:2026年2月10日より (全国の眼科・コンタクトレンズ販売店)
・製品公式サイト:
https://coopervision.jp/contact-lenses/misight/misight-1day
・使用目的又は効果:
近視の視力補正及び進行抑制
・使用方法等
終日装用、1日使い捨てソフトコンタクトレンズ
◆岡千世クーパービジョン・ジャパンマーケティング部 シニアマネージャーのコメント
「マイサイト ワンデー」は、世界で増え続ける小児近視に対応するため、7年以上にわたる臨床試験を重ねてきた。今回、日本でも上市されるようになり、近視進行抑制という新たな治療の選択肢を提供できることを嬉しく思う。小児の近視進行を早期から抑制することで、お子さんの将来の眼の健康を守る一助となることを願っている。
◆ジェニファー ランバートクーパービジョン 近視管理・角膜ケア担当バイスプレジデントのコメント
「マイサイト ワンデー」の日本での導入は、「小児近視の将来を変える」という私たちがグローバルで掲げる使命において重要な一歩である。同製品は、世界40カ国以上で展開し、20万人以上の子どもたちがその恩恵を受けている。日本での発売は、エビデンスに基づく革新的なソリューションを世界へ届けるという私たちの指針をさらに進めるものだ。今後もアイケアプロフェッショナルの皆様とともに、子どもたちのより快適に見える毎日を支援し、将来の視力に影響する合併症のリスクを減らす取り組みを行っていきたい。

