ツムラ第1回「50歳からのフレイル川柳」受賞作品発表

 ツムラは、ツムラ第1回「50歳からのフレイル川柳」受賞作品を発表した。応募総数3万件超の同キャンペーンは、早期からのフレイル対策の重要性を啓発する「50歳からのフレイルアクション」プロジェクトの一環として実施されたもの。2月1日のフレイルの日を前に、厳正な審査の結果、「観光に 来たはずなのに カフェはしご」のグランプリ作品をはじめとする各賞が決定した。
 加齢により体力・気力が低下した状態である「フレイル」は、適切な対策を行えば健康な状態に戻ることができるため、50代からの早期対策が重要だ。同キャンペーンは、筋力低下や疲労感など、日常で感じるフレイルの兆候をあるある川柳として募集した。応募を通じて、フレイルを「まだ先の話」ではなく「今の自分の事」として捉え、自らの心身の変化に向き合うきっかけが提供された。

 同キャンペーンは初開催にして、3万件を超える多数が応募した。フレイル対策には、「栄養」「運動」「社会参加」の3つの要素が重要とされている。今回寄せられた作品からは、体力・筋力低下への意識(運動)や、家族との食事(栄養)、推し活による外出や会話(社会参加)など、日常の何気ない行動が実はフレイル対策につながっていたり、フレイルの入り口に気付くきっかけとなることが判った。
 日常生活や仕事に忙しい50代が、自身でも気づきにくい心身の変化やその周りの人の様子などユーモアを交えて表現した作品が見られた。

中川家(剛、礼二)

 同キャンペーンの審査には、浮世川柳家のお鶴(つう)に加え、医師でありフレイル専門家である飯島勝矢氏(東京大学高齢社会総合研究機構教授・機構長)、お笑い芸人の中川家など、多様な視点を持つ審査員を迎えた。言葉としての表現力だけでなく、日常に潜むフレイルの兆候をいかに捉えているかを重視し、総合的な視点から審査が行われた。各部門受賞作品は次の通り。

◆グランプリ

観光に 来たはずなのに カフェはしご (埼玉県 50代 たけちん)

◆準グランプリ

推し活で 自律神経 チューニング (福岡県 40代 あやいちろ)

<部門賞>

◆フレイルの入口かも?部門

まだ1時 次のトイレは たぶん4時 (石川県 50代 ハグロトンボ)

◆対策はじめました部門

キッチンで 煮炊き見ながら かかと上げ (大阪府 50代 ハイポジション)

◆きづかい部門

よく噛んで 祖母に言いつつ 父に言う (石川県 40代 ミヤコ)

<審査員賞>

◆中川家 ザ・ラジオ賞

覚えてる 五分前より 五年前 (愛知県 40代 さごじょう)

審査員コメント:
 5年前ラジオショーが始まった時のことは思い出せるが、今日の朝ごはんは思い出せず、あるあるだなーと思った。

◆審査員賞 浮世川柳家 お鶴 

柿を見て 梨と言ってる なんでだろ (茨城県 60代 御伽草子)

審査員コメント:
何もないところで転ぶのなんでだろう。冷蔵庫にスマホなんでだろう。歳を重ねるにつれてそれまでとは違う”なんでだろう”が起きる。

◆審査員賞 飯島勝矢

ゴリラ顔 違うのこれは 舌回し (千葉県 50代 あきのそら)

審査員コメント:
 ゴリラ顔はどんな人でも知っており、やったことのある体験だろう。今回のゴリラ顔の意味は、口腔機能の低下(いわゆるオーラルフレイル)を早期から予防するための「口腔体操の一
環」を示している。日常生活に習慣化できているイメージが十分に湧いてくる。

<佳作>

◆フレイルの入口かも? 部門

ハイヒール 平均台に 乗る気持ち (埼玉県 50代 華)

推し活の 開演前に 力尽き (神奈川県 50代 しおしお)

オールナイト 50過ぎたら シンデレラ (静岡県 60歳以上 ゴンゴン)

展覧会 作品よりも イス探す (愛知県 60歳以上 ゆげ)

マットレス 尻が沈んで 起きられず (大阪府 50代 ジュウダイ)

ヨッコラショ 3度も叫んで パンツ履く (岡山県 60歳以上 花笑み)

散歩する 俺を追い抜く 三輪車 (千葉県 40代 びっぐべいびー)

買う物を 忘れた事を 忘れてた (兵庫県 50代 めっちゃ安西)

コンサート 1曲終わる たび座る (富山県 60歳以上 ゆるゆるゴム)

川柳を 応募したかを 覚えてない (広島県 50代 ぜのこ)

ほとんどの 道行く人に 追い抜かれ (東京都 60歳以上 策々)

駐車場 私の愛車 返事して (静岡県 40代 みかんいろ)

筋トレの 動画見てると 疲れ出る (兵庫県 60歳以上 しゅうちん)

とりあえず ビールの後が 続かない (神奈川県 60歳以上 ひで)

同窓会 病名だけで 盛り上がる (千葉県 40代 TN)

日本語で 歌っているのに 聴き取れず (静岡県 50代 ここまる)

◆対策はじめました部門

愛犬に 連れられ散歩 友も出来 (兵庫県 60歳以上 ガンモ)

ママちょっと ヨガで女神に なって来る (東京都 50代 みえこ山)

ウォーキング 風を感じて 朝日浴び (長野県 40代 晴れ女)

なぞなぞで かたい頭を リフレッシュ (静岡県 60歳以上 杉)

仕事中 違うフロアの トイレ行く (兵庫県 50代 あさしょう)

三十分 歩けば世界 若返る (福岡県 30代 こげもやし)

推し活を 語らう夜が 孤独消す (東京都 50代 maomin)

身だしなみ 抜かることなく 自分推し (和歌山県 60歳以上 まくらだもん)

お日様に 手のひら見せて 深呼吸 (千葉県 50代 まりおん)

健診の 結果で決める 次の趣味 (京都府 30代 ゆっち)

畑仕事 とれたて野菜 若返り (山梨県 60歳以上 れいこまま)

赤信号 かかと落としの ためにある (青森県 50代 こすも)

英単語 覚えて青春 もう一度 (東京都 50代 清濁子)

万歩計 昨日の私に 勝ったかな (三重県 20代 なつこ)

親子ほど 離れた『推し』に ライト振り (神奈川県 50代 さくらみづきです。)

5年後の 自分に投資 フィットネス (岐阜県 50代 糸こんにゃく)

川柳を 吐いて心の デトックス (千葉県 60歳以上 安田蝸牛)

一日に 五百は言える ありがとう (福岡県 60歳以上 月天女)

ご褒美を 考えてから スクワット (兵庫県 40代 mura)

子が巣立ち 次に育てる 好奇心 (埼玉県 40代 いそのっぺ)

◆きづかい部門

届いたよ スポーツウエア 息子から (福島県 50代 KAN)

テレビより 外のベンチで 友と会う (宮城県 50代 がっくん)

3冊目 母に送った 御朱印帳 (東京都 40代 Shin)

見た目より 若く見えるが 合言葉 (佐賀県 40代 あきひな)

優先席 どうぞのラリーで 友となり (茨城県 50代 灯ろう)

母親と 日課になった 女子トーク (千葉県 50代 魔法使い)

孤独には 電話一本 橋をかけ (大阪府 20代 ます)

券買って 半年先の お楽しみ (石川県 50代 ポンタ)

あの店は センスいいねと 誘い出し (大阪府 60歳以上 のんきミッキー)

和え物に 小魚ちょっと だけ追加 (愛知県 40代 鈍行列車)

3世代 グループLINE 伝言板 (広島県 50代 なっちゃん) 万歩計 競争しようと プレゼント (群馬県 30代 ぽんど)

プレゼント 一緒に選ぶ スニーカー (大阪府 30代 みかん)

スマートフォン 母と一緒に 勉強中 (埼玉県 30代 白岡ハルノ)

◆担当者コメント

 3万件を超える作品を拝見し、日常の何気ない場面にフレイルの兆候が潜んでいることを改めて実感した。特に、休憩が多くなるなどのふとした体力や筋力の衰え、社会参加につながる推し活や口周りの運動など、フレイルの兆候や対策をよく表した、多くの共感を呼ぶエピソードが数多く寄せられた。
 「まだ大丈夫」と見過ごしがちな変化も、川柳として可視化されることで、自分自身や身近な人の問題として捉え直すきっかけになったと感じられる。
 本キャンペーンを通じて、日常に潜むフレイルの兆候を笑いや共感とともに共有できたこと自体が、早期対策への大きな一歩だと考えている。皆さんから応募いただいた「50歳からのフレイル川柳」を啓発活動に活用しながら、早期に対策を行うことの大切さを社会へ広く浸透させていきたいと考えている。こうした取り組みを通じて、一人ひとりの健康寿命の延伸に貢献できるよう、活動を継続していきたい。

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