Tie2受容体アゴニスト「AV-001」 Vasomune 社と適応疾患拡大契約締結 アンジェス

 アンジェスは25日、Vasomune社と開発中のTie2受容体アゴニスト「AV-001」について、Vasomune社と適応疾患を拡大する契約を締結すると発表した。
 同剤は、これまでVasomune社とウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象としてAV-001 の臨床試験を実施してきた。また、本年9月には、透析中の脳血管安定化剤として、新たに血液透析によって引き起こされる細胞毒性脳浮腫を軽減し、脳の白質の機能維持を評価する医師主導試験の実施を公表している。
 同社とVasomune 社は、AV-001 の血管を安定化させ、血管漏出や炎症を抑制するという作用が、血液透析により引き起こされる認知機能の低下を含む他の疾患にも適応できる可能性を検討し、共同開発契約の対象をすべての疾患に拡大する契約を締結することになった。
 同契約に伴い、アンジェスは 2025年末までに1 億 5700万円)をVasomune 社に支払うとともに、2026年から2027年にかけて4億7100万円を支払う予定である。
 なお、同契約に伴う2025年12月期の連結業績予想に変更はない。今後開示すべき事項が発生した場合には、速やかに告知する。

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