
アストラゼネカは、9月25日19時より「全身性エリテマトーデス(SLE)を知り、自分を知り、医師とのコミュニケーション法を知る」をテーマに、オンラインサークル(市民公開講座)を開催する。参加費は無料。
同セミナーは、疾患そのものだけでなく、患者自身が自らの状態や思いを理解し、主治医とコミュニケーションをとることで、患者一人ひとりに合った治療やより良い暮らしを目指すことを目的としたもの。
SLEは、自分自身の免疫機能が体内の正常な組織を攻撃してしまう自己免疫疾患で、国の指定難病に定められている。
日本国内の患者数は6~10万人と推定され、患者の9割を女性が占め、特に20歳代から40歳代で発症が多い疾患である。多彩な症状を伴うため、疾患をコントロールすることが難しく、生活や健康関連の QOLの低下を経験する場合がある。
就業や就学、また女性の場合はそれらに加えて妊娠や出産・育児などのライフステージへの影響も受けやすく、ひとりひとりに合った治療方針や目標について、専門医とのコミュニケーションが欠かせない疾患でもある。
とはいえ、現在の疾患の状態と治療内容について医師と話ができていても、患者自身の社会生活の状況や将来を見据えて疾患とどのように付き合っていくかを医師と話あう時間がとれていない場合がある。
SLE の治療方法の変化に伴い治療目標が近年変化しているものの、患者が生活している環境や地域性、診断や治療を開始された時期によって得られている情報が異なるという報告もあり、患者が医師に相談、あるいは希望を伝える際に心理的なハードルを感じるという声もある。こうした背景には、医師と患者のコミュニケーションにおける課題も関係していると考えられる。
今回の市民公開講座では、SLE歴43年の患者、そして多くの SLE患者を日々診察している医師を語り手として迎え、患者と医師が一緒に話し合いながら、患者一人ひとりに合った治療を選ぶためのコミュニケーションの工夫について紹介する。開催概要は次の通り。
◆タイトル:あなたの声を医師に届ける:SLE 治療における効果的なコミュニケーション
◆日時:2025 年 9 月 25 日(木) 19:00~20:00
◆形式:オンライン
◆参加費:無料
プログラム:
◆講演 1 19:00~19:25
一緒に考える SLE 治療 ~医師の立場から考えること~
順天堂大学医学部膠原病内科学講座 教授 田村直人氏
◆講演 2 19:25~19:40
SLEとよりよく生きるために
SLE 患者
◆Q&A 19:40~20:00
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