
Johnson & Johnsonは12日、6月2日付でクリス・リーガー氏が医療用医薬品事業における日本法人の代表取締役社長に就任する人事を発表した。
現代表取締役社長の關口修平は同日付で退任し、米国のグローバル事業開発部門におけるVice President, Strategic Assessmentsに就任する。
なお、リーガー氏の代表取締役社長就任に当たり、同社は、J&Jグループならびに日本の商習慣および法的責務に基づく手続きを進めていく。
リーガー氏は、2003年にJohnson & Johnsonに入社して以来、これまで20年以上にわたり、米国、日本、中国、シンガポールおよびブルネイなど幅広い地域において、Innovative Medicine(IM:医療用医薬品)およびMedTech(医療機器)事業における要職を歴任してきた。
2021年以降は、ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカル カンパニー(ジョンソン・エンド・ジョンソン メドテック)のサージェリー事業本部長として大規模な組織と人材育成をけん引。日本の医療制度や医療従事者への造詣を深めながら、競争が激しい市場において毎年シェアを拡大するなど、力強いリーダーシップを発揮してきた。
IM事業においては、製品ライフサイクル全般に関わる経験を持つグローバルリーダーとして、精神・神経疾患、感染症、免疫疾患領域、さらには、複数の疾患領域にまたがるプロジェクトにおいてもリーダーシップ発揮した。
また、抗精神病薬インヴェガの米国における上市をリードし、免疫疾患ポートフォリオにおける革新的なライフサイクルマネジメント戦略にも貢献した。リーガー氏は、経営者としての手腕も発揮してきており、これまで、シンガポールおよびブルネイのマネージングディレクターをはじめ、異なる文化や市場における組織をリードし、事業を成功裏に導いた。
リーガー氏は、ペンシルバニア大学でバイオエンジニアリングの理学士号、オックスフォード大学で理学修士号、デューク大学で経営学修士号を取得している。
◆リーガー氏のコメント
少子超高齢化が進む日本において、医療が果たす役割と価値は、これまで以上に重要かつ大きくなっている。日本での事業発足からまもなく半世紀を迎える当社の歴史において、2025年は、記録に残る多くの上市を実現し、次の成長に向けた軌跡を確固たるものにする節目の年となる。
「革新的な医薬品は日本の未来を変革する」という信念のもと、当社は医療の未来を切り拓き、日本の患者さんとそのご家族に貢献していきたい。