サレプタ社との「ビルテプソ」巡る日本訴訟終了 日本新薬

 日本新薬は30日、サレプタ社とのデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療剤「ビルテプソ」を巡る日本訴訟が、同日、サレプタ社による請求の放棄により終了したと発表した。
 サレプタ社は 2023年6月5日に、日本新薬によるデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)治療剤「ビルテプソ」の生産・販売・輸出等の行為が、サレプタ社特許権を侵害するとして、損害賠償を求めて東京地方裁判所に訴訟を提起し。
 これに対して、日本新薬は、「サレプタ社特許が無効であり、同社による特許権の侵害行為はない」と主張してきました。
 判決言渡が予定されていた30日の期日において、サレプタ社が請求を放棄する旨を陳述したため、同件訴訟は終了した。
 「請求の放棄」とは、原告が自らの請求に理由のないことを認めて訴訟を終了させるもので、これが裁判所の調書に記載されることで確定判決と同一の効力を有する。
 今回のサレプタ社の請求放棄によって、日本新薬によるサレプタ社特許権の侵害はないことが確定し、実質的に同社の勝訴と同一の結果が得られた。

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