第一三共は31日、ダトポタマブ デルクステカン(抗TROP2抗体薬物複合体[ADC])について、早期非小細胞肺がん(腺がん)における術後補助療法を対象としたグローバル第3相臨床試験(TROPION-Lung12)において、最初の患者への投与を開始したと発表した。
同試験は、外科的完全切除後の、ctDNA陽性またはその他の高リスク病理学的特徴を有するステージ1の非小細胞肺がん(腺がん)患者を対象として、術後補助療法としての同剤とrilvegostomig(PD-1/TIGITバイスペシフィック抗体)との併用療法およびrilvegostomig単剤療法における有効性と安全性を経過観察または標準術後補助療法と比較し評価するグローバルP3試験である。
主要評価項目は無病生存期間で、重要な副次評価項目には、全生存期間、身体機能(患者報告)および安全性等が含まれる。今後、日本を含むアジア、欧州、北米および南米において約660名の患者を登録する予定である。