ロート製薬は3日、デリケート部位の肌を考えて開発した洗浄剤「ラビオーム」を発売したと発表した。12 月3日より順次ECサイトで先行発売し、来年3月15 日より全国のドラッグストア、ロート通販等で一般発売する。
同品は、VIO脱毛・生理回数増加などによる、現代女性に起こりやすいデリケート部位の現状に着目して開発されたもの。乳酸菌(保湿成分)配合のとろみのあるジェルが、うるおい守りながら、ニオイ・不快感の原因にもなりうる汚れをすっきり落とし、デリケート部位の肌環境を整える。
ラビオーム主な特徴や、現代女性に起こりやすいデリケート部位の実態は、次の通り。
【ラビオーム主な特徴】
① ロート独自成分乳酸発酵ヒアルロン酸(保湿成分)、乳酸菌(保湿成分)、ラビオエイド(保湿成分)を配合。
②デリケートな部位へのやさしさにこだわった処方。
弱酸性、防腐剤フリー、敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済(すべての人に刺激が起こらないというわけではない。)
③清々しいフローラルの香り。ニオイベール効果で気になるニオイをケア
【VIO 脱毛、生理回数の増加・・・現代女性に起こりやすいデリケート部位の実態】
①20~30 代の女性の 3 人に 1 人は VIO 脱毛を経験
他の部位よりも皮膚が薄く刺激に敏感なデリケート部位の肌。脱毛後には肌と下着が直接触れ合うことによって、擦 れに伴う乾燥やかゆみを感じることもあるようだ。
②生涯生理回数は過去最大に(平均 450 回)
初潮年齢の低下や出産回数の減少により、生涯生理回数は昭和初期と比較して約9~10倍になったと言われている。
③更年期の女性ホルモンの変化
早い人で40代前半から始まるといわれる更年期には「女性ホルモン」と呼ばれるエストロゲンの分泌が減少する。
膣内乳酸菌の減少により、デリケート部位の肌や外陰部に乾燥などのトラブルが起こりやすくなることも考えられる。
さらに、現代女性の悩みに関する調査によると、20~40代女性の61.2%が「デリケート部位のかゆみ」に、46.8%が「デリケート部位のニオイ」に悩んだことがあると回答した。
一方で、その悩みに対して、デリケート部位用の洗浄剤を使用している人は 12%にとどまり、まだ一般的な選択肢としてケアが浸透していない現状がある。
こうした背景からデリケート部位にお悩みを持つ人は多いのではと考え、悩みに対する選択肢を広げ、当たり前のケア習慣をつくるべく、これまでの皮膚科学に基づいた知見と技術を活かしてラビオームが新提案された。
ロート製薬は、1985年に米国より妊娠検査薬「チェッカー」の輸入販売をスタートし、いち早くから女性の健康にまつわる商品提案に取り組んできた。その後、女性が病院に行かなければ妊娠の判定ができない中、母体やお腹の赤ちゃんの大切な身体を守りたいという強い想いから、「自分で出来るだけ早期に妊娠を知ることができるように」と妊娠検査薬の OTC 化にも貢献してきた。時代に合わせて必要な提案を続けてきた同社は、「顧客のフェムケアのはじめの一歩」に寄り添うことを大切にしている。この先も一人ひとりの声に耳を傾け、自分の身体の状態や正しい知識を知る機会の提供、その対策やケアができることが当たり前の社会になるよう、フェムケアの新しい可能性をひらていく。