多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロカプセル0.5mg」 日本で発売 武田薬品

 武田薬品は22日、多発性骨髄腫治療剤「ニンラーロカプセル0.5mg」を同日、発売したと発表した。同剤は、既存の「ニンラーロカプセル2.3mg/3mg/4mg」への剤形追加となり、多発性骨髄腫における維持療法において、ニンラーロの低用量製剤による新たな治療選択肢(1.5mg用量[0.5mgカプセル×3]))を患者に提供できるようになった。
 ニンラーロ0.5mgは、主にランダム化プラセボ対照二重盲検多施設共同国際P3試験(TOURMALINE-MM3試験、TOURMALINE-MM4試験)の結果に基づき、2023年9月に厚労省に製造販売承認申請を行い、2024年8月13日に厚生労働省より製造販売承認を取得した。

◆内田智武田薬品日本オンコロジー事業部長のコメント
 本剤形追加により、ニンラーロによる維持療法を実施する患者さんの状態に合わせたより適切な用量調節の実現を目指すことが可能となる。当社は引き続き、患者さんと医療関係者の皆さんの医療ニーズにお応えし、がん領域において一層貢献できるよう努めていく。

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