顔写真による「目」の健康スコア判別体験やミライ目薬などを大阪・関西万博で展示 ロート製薬

ブースでのアイケア体験の様子(イメージ図)

 ロート製薬は、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」において、顔写真から「目」の健康スコアがわかる体験やミライの目薬など“ミライのアイケア”の可能性を展示する。
 大阪ヘルスケアパビリオンの、体験・体感を通じて人々が自分の可能性を見出し、新たな自分に向かって前向きな一歩を踏み出すことを狙いとした主旨に共感し参画するもので、同パビリオンが提供する「ミライのヘルスケアゾーン」で、「ミライのアイケア」の展示をする。
 展示ブースでは、パーソナルヘルスレコード(PHR)の一人ひとりの目に関する情報を基にして、現在の健康スコアを知ることで、目に対して考える機会提供を行う。さらに、未来の目薬などVRをはじめとするデジタルデバイスを活用した未来の解決策を知ることもできる。
 近年、デジタル機器を中心とした目を酷使する生活環境が課題となっているが、今後、目の情報を基に健康状態を数値化するセンシング技術の発展により目の疾病を早期に知り、対策ができる社会になることが予測される。展示概要は、次の通り。

① 体験:目の健康状態を見える化する
 PHRを利用した体験展示を通じて、人々の健康状態を可視化する未来の体験を提供する。撮影した目の画像から目の健康スコアなどを推定する技術を開発した。撮影画像とアンケートデータを基に、現在の目の健康スコアを簡易に知ることが可能になり、個人に合わせたアドバイスを受ける未来をイメージしている。

② 展示:未来のソリューションを体感する
 これまでにはない新しい発想で、目の疾病や目に関係する悩みをケアする未来のソリューション、商品コンセプトを展示する。未来に存在しうる新しい目薬・アイケア製品などをはじめ、AIやデジタル、機器(デバイス)を活用したアプローチなど様々なアイケアに関する展示を通じて、未来の解決策を知ることができる。

未来のアイケアソリューションの例(ミライの目薬やVRを活用したプログラム)

・サステナブルでパーソナライズドなカードリッジ式目薬
 PHRに基づいて個人にあわせて最適と判断される成分を選択して点眼できる カートリッジ式の目薬のコンセプトモデル。使うタイミングで、水と薬剤を混合しフィルター処理を行って使用することができ、薬剤の長期間保存が可能である。日常使いだけでなく、災害時にも活躍する利点も想定している。

・VRをはじめとしたデジタル技術を活用し、「目・見ること」を通して健康増進にもつながるデバイス目の動きから「ストレス状態」をチェックするメンタルヘルスケアや、VR 空間上で集中力や脳機能を高めるブレインケア、スポーツのパフォーマンス向上が期待できるコンテンツなど、アイケアから広がるトータルヘルスケアの可能性をもつデバイスを想定している。

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