オムロン ヘルスケアグループで中国におけるヘルスケア事業を担うオムロン健康医療、11月5日から10日まで中国上海市で開催される第七回中国国際輸入博覧会に出展する。
今回のテーマは「デジタル化、心の時代」で、心電計付き上腕式血圧計や呼吸器疾患の治療に役立つデバイスなどの最新の健康医療機器を紹介する。また、現在チェーン薬局と連携して中国国内28の省で展開している1MMC(慢性病管理センター)健康便利店の体験コーナーを展開する。
循環器疾患領域の展示では、日常的な血圧管理に役立つ機器から脳血管疾患の原因ともなる危険な不整脈である心房細動の早期発見に役立つ新製品を展示する。
呼吸器疾患分野では、喘息の治療や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の在宅治療に役立つ機器を紹介する。さらに、慢性疾患の管理ソリューションとして、慢性病患者が医療機関に行くことなく薬局の店内で複数の検査と医療相談をワンストップで受けることができるMMC健康便利店のサービスを紹介する。
近年の中国では急速に高齢化が進んでおり、生活者の健康ニーズは病気治療から予防へと変化している。今回、同社が展示する循環器疾患関連の製品では、血圧を測定するだけで心房細動リスクをチェックできる最新の血圧計をはじめ、心電図の記録と血圧測定を同時に行える心電計付き上腕式血圧計、自覚症状を感じたときの心電図を手軽に記録できる携帯型心電計などを展示する。
これらの製品は、高血圧患者の日常的な血圧管理ニーズを満たすだけでなく、中国向けのスマートフォン健康管理アプリ「OMRON Plus」と連携することで日々のバイタルデータのモニタリングによる疾病の早期発見やユーザーの健康管理意識の向上にも役立つ。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、中国でも患者の多い慢性病のひとつであり、生活者の健康を阻害するだけでなく、著しく生活の質を低下させる疾患として知られている。
今回の呼吸器疾患領域の展示では、COPD患者の治療機器の使用実態を詳細に把握することで、利便性と快適性を高めた酸素発生器を展示する。また、喘息や鼻炎患者向けの鼻腔洗浄器などの新製品も紹介する。