日本イーライリリーと日本看護協会は10日、東京都内で「第20回ヘルシー・ソサエティ賞」の授賞式を開催し、健全な社会と地域社会、一尾後のQOLの向上に貢献した6名の受賞者を表彰した。授賞式では、天皇皇后両陛下が臨席し、多くの医療機関等の代表者や国会議員を含めた各界からの参加者と共に受賞者の功績を称えた。
ヘルシー・ソサエティ賞は、より明るい今日とより良い明日に向けて、健全な社会と地域社会、人々のQOLの向上に貢献した人々を称える目的で2004年に創設された。ヘルシー・ソサエティ賞を通じて、意義深い活動に光が当たり周知されることで、1人でも多くの助けを必要とする方に救いの手が差し伸べられる社会作りを目指している。
第20回は、日本イーライリリーが共催として参画したもの。今回は、創設20年目の節目として、時事部門が設立され、日本における喫緊の課題である認知症と高齢社会の対応に貢献している人々の功績にスポットライトが当てられた。「第20回ヘルシー・ソサエティ賞」受賞者は、次の通り。
◆教育部門：聖路加国際大学学長 堀内成子氏
◆ボランティア部門：認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長 山口育子氏
◆医師部門：社会医療法人財団董仙会理事長 神野正博氏
◆医療・看護・介護従事者部門：広島大学大学院医系科学研究科成人看護開発学教授 森山美知子氏
◆第20回時事部門 認知症･高齢社会への対応：東京大学大学院医学系研究科神経病理学分野教授、国立精神・神経医療研究センター 理事・神経研究所長
岩坪威氏、一般社団法人日本認知症本人ワーキンググループ（JDWG）代表理事 藤田和子氏
◆高橋弘枝日本看護協会会長のコメント
『第 20 回ヘルシー・ソサエティ賞』6 名の受賞者の皆様、この度は誠におめでとうございます。社会における様々な場面で人々のQOLの向上に貢献し、より明るい今日とより良い明日を築くことに貢献してこられた皆様に、約75 万の日本看護協会会員を代表して深い敬意を表し、心よりお祝い申し上げたい。
◆シモーネ・トムセン日本イーライリリー代表取締役社長のコメント
第 20 回を迎える『ヘルシー・ソサエティ賞』の共催ができることを非常に光栄に思う。受賞者の皆様が医療、看護、介護、教育分野において国内外で社会的な課題の解決や改善に尽力してこられたことに、深い敬意と心からのお祝いを申し上げたい。
