ロート製薬は18日、東北大学病院、イオン東北と、同日、目と全身の健康状態をセルフチェックできる「東北大学病院健診サテライト まちかど健康ラボ イオン富谷店」を開設したと発表した。
同健康ラボは、東北大学 COI-NEXT「Vision to Connect」拠点（仙台市、プロジェクトリーダー：中澤徹氏）の活動の一環として開設されたもの。、同意を得た利用者には疾患の早期発見等を目的とした研究に協力して貰い、測定結果に基づいた健康相談を実施し、コホート研究を推進して疾患の予測・予防のための研究基盤の構築に取り組む。
自覚症状の乏しい目の疾患は発見が遅れる傾向があり、十分な治療効果が得られないため、早期発見と行動変容を促す社会づくりが重要となる。
東北大学 COI-NEXT「Vision to Connect」拠点は、これまで東北地区の医療の中核を担う東北大学病院、ヘルスケアソリューションを提供するロート製薬、地域生活を支えるイオン東北と連携し、生活動線上で目と全身の健康を意識し行動変容を促す仕組みづくりを検討してきた。
今回開設する「まちかど健康ラボ」では、イオン富谷店に来店する顧客が、目と全身の健康状態をセルフチェックできる施設で、同意を得た人には疾患の早期発見等を目的とした研究に協力して貰う仕組みになっている。
視力、実用視力、視野等の眼科検査に加え、皮膚、睡眠、自律神経と血流等の検査など、目と全身の健康状態を本格的・包括にチェックし、研究参加に同意した人のうち、希望者を対象に東北大学病院の医師が週１回、予約制で健康相談および生活習慣アドバイスを実施する。
さらに、研究同意を得た方の測定結果を用いて、疾患の予測・予防研究のデータ基盤の構築と活用を目指す。
非医療機器による測定結果と疾患リスクとの関連や受診の行動変容をエビデンスに基づいて明らかにすることで、日常生活動線の中で病気の早期発見や予防につながる医療機器やシステムや予測モデル、サービスなどの研究開発を促進する。眼科領域からスタートし、今後は他科へも展開していく予定である。
同取り組みを通じて、大学、自治体、企業の共創によるヘルスケア研究の促進、社会実装を目指し、地域住民がより健康な生活を送れるようサポートする。東北大学病院健診サテライト まちかど健康ラボ イオン富谷店の概要は次の通り。
◆所 在 地：宮城県富谷市大清水一丁目 33－1 イオン富谷店 1 階
◆開 設 日：2024 年 7 月 18 日（木）
◆開設時間：まちかど健康ラボ イオン富谷店 10：00～19：00 （年中無休）
東北大学病院出張診療所 10：00～18：00
※開設日 7 月 18 日は 13：00～19：00
※東北大学病院出張診療所は、7 月 23 日から毎週 1 日の開設
◆検査項目：視野、実用視力、視力、眼底画像、眼軸長、自律神経機能、
爪床血管画像、糖化度、推定野菜摂取量など
