住友ファーマは22日、米国連結子会社である住友ファーマアメリカ(SMPA社)が、同社100%子会社であるスピロバント社の全持分をルアージェン社に譲渡する契約を締結し、持分の譲渡が完了したと発表した。ルアージェン社はスピロバント社の経営陣が新たに設立した製薬会社。
スピロバント社は、米国において嚢胞性線維症を対象としたアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いた遺伝子治療である SP-101 の開発を進めてきた。だが、今回、住友ファーマグループの経営資源の効率的運用およびモダリティの特殊性等を検討した結果、住友ファーマグループが保有するスピロバント社の全持分をルアージェン社に譲渡することになったもの。
なお、同持分譲渡による住友ファーマの 2024年3月期連結業績に与える影響は軽微である。