乾癬・治療を学べるオンラインゲーム「乾癬のわたしと記憶喪失のアンドロイド」公開 アムジェン

10月29日は世界乾癬デー

 アムジェンは、10月29日の世界乾癬デーに向けて、ストーリーを楽しみながら乾癬や治療について学ぶことができるオンラインゲーム「乾癬のわたしと記憶喪失のアンドロイド」を同社の乾癬患者向けWebサイト「乾癬パートナーズ」内で公開した。
 同オンラインゲームは、INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会による制作協力、日野亮介 日野皮フ科医院院長監修のもと作成されたもの。

乾癬患者が治療を諦めず、自分の可能性に目を向ける実態目指し

 乾癬は、体内の免疫反応の異常によって発症する全身性の慢性炎症性疾患で、主に皮膚に症状が現れる。そのため、皮膚以外の症状が乾癬と関係していることに気付かず、本来受けるべき適切な治療を選択できずに症状が改善しない場合がある。
 また、乾癬は患者さんの約35%が20〜30代の若年層で発症すると報告されている。学業や仕事の忙しさ等の理由で治療を中断してしまう人も少なくない。多くの乾癬患者が症状の改善を望む一方で、自分に合った適切な治療機会を得られずに症状が改善しなかったり、悪化したりすることで、QOLの著しい低下を引き起こすことが懸念される。
 こうした背景を顧み、患者が乾癬の病態や症状、治療について正しく理解し、早期から適切な治療に継続的に取り組むことを目的としたオンラインゲーム「乾癬のわたしと記憶喪失のアンドロイド」作成に至った。

自分そっくりのアンドロイドを修理しながら乾癬について学ぶストーリー

 同作は、乾癬に関する問題を解きながら物語を進めるストーリー型のオンラインゲームとなっており、楽しく分かりやすく乾癬について学べる。
 乾癬を患って引きこもりがちになってしまった主人公が、ある日突然、自分そっくりのアンドロイドと出会うところから物語は始まる。
 アンドロイドは故障して記憶を失っており、主人公はロボット研究者や機械職人の協力を得ながら、故障の原因をつきとめアンドロイドを直していく。その過程で乾癬の原因や症状を学び直し、治療のことや自分の将来の可能性にも目を向けるようになる。
 物語のラストには、記憶を取り戻したアンドロイドによって、なぜ主人公のもとに現れたのか、その真相が明かされる。また、問題の正解数によってプレイ結果が変わり、何度もプレイして正解数を上げることで違うエンディングを楽しめる。「乾癬のわたしと記憶喪失のアンドロイド」のゲーム概要は、次の通り。

◆タイトル:乾癬のわたしと記憶喪失のアンドロイド
◆公開日:10月23日、アムジェン 疾患啓発Webサイト「乾癬パートナーズ」内https://www.kansen-partners.jp/game?utm_source=web_202309&utm_medium=pressrelease_qr&utm_campaign=game_1
◆公式サイト:

◆推奨ハッシュタグ:#乾癬のわたしと記憶喪失のアンドロイド #乾癬
◆プレイ形式:オンライン
◆プレイ時間目安:10~15分程度
◆必要環境 スマートフォン/パソコン/タブレット

◆同作制作に協力した奥瀬正紀氏INSPIRE JAPAN WPD乾癬啓発普及協会代表理事のコメント
 治療の中断により症状の悪化の波に悩まされながら日々を過ごされている患者さんは少なくない。本ゲームを通して患者さんが自身の病気のことや自分に合った治療を知ることで、これからどのような生活を送りたいのか、将来の夢や希望に目を向けていただく一助となることを願っている。

◆同作監修の日野亮介 日野皮フ科医院院長のコメント
 乾癬は、ブツブツと皮膚に症状が出るため皮膚だけの疾患と誤解されがちである。症状の改善のためには正しく疾患を理解すること、そしてどんな生活をしていきたいか患者さんと私たち医師が一緒になって考え、適切な治療に取り組んでいくことが重要である。
 本ゲームの患者さんの疾患理解への寄与に期待している。

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