機能性ペプチド「SR-0379」 特定皮膚潰瘍対象に開発を検討 ファンペップ

 ファンペップは7日、機能性ペプチド「SR-0379」について、皮膚潰瘍を対象とする日本でのP3試験結果解析を進めた結果、部分集団解析で効果がみられた特定の皮膚潰瘍患者を対象とする開発の検討を進めていくと発表した。
 この解析結果にもとづき、今後、特定の皮膚潰瘍患者を対象とするSR-0379 の開発について、提携先の塩野義製薬との間で開発計画や事業性等の検討を行い、改めて承認申請に向けて、開発方針の協議を進めていく。
 P3試験速報結果においては、SR-0379群はプラセボ群と比較して、統計学的有意差には至らなかったものの、主要評価項目「簡単な外科的措置に至るまでの日数」を改善する傾向がみられた。
 このため、ファンペップは、同試験の事後解析を行い、特定の皮膚潰瘍患者に対する部分集団において、主要評価項目に統計学的な有意差を確認した。
 なお、現時点では本件が2023年12月期の業績に与える影響はない。

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