明治北日本支社は19日、北海道と協力し「リトルベビーハンドブック(低体重児用母子手帳)」を作成し、18日に北海道リトルベビーサークル「ゆきんこ」へ贈呈したと発表した。
同支社は、2021年5月27日に北海道の子ども子育て支援課と「子ども食堂などの子どもの居場所への支援に係る連携・協力に関する協定書」を締結している。それに伴い、北海道の子ども子育て支援課より、低出生体重児とその親のためのリトルベビーハンドブック作成の協力を依頼され、北海道と協力して作成を実施してきた。
「ほっかいどうリトルベビーハンドブック」では、極低出生体重児の発育曲線や低出生体重児の親に知っておいて貰いたいこと、先輩ママからのメッセージなどが掲載されている。
低出生体重児とは、2500g未満の体重で生まれてきた赤ちゃんのことで、日本の全出生数における割合は約10%と言われている。今回のリトルベビーハンドブックは、さらに小さく生まれてきた、出生時の体重が1500g未満の赤ちゃん(極低出生体重児)や、出生時の体重が1000g未満の赤ちゃん(超低出生体重児)が主な対象となる。
出生時の体重が1500g未満で生まれた赤ちゃんの親は、通常の母子手帳において記載されている基準値とは異なるため、とても不安になるといわれている。そのため、通常の母子手帳に加えて、出生時の体重が1500g未満の赤ちゃんとその親のために、北海道として「リトルベビーハンドブック」を初めて作成することになった。