診察中に検査結果報告可能な糖尿病検査装置新発売      アークレイ

 アークレイは、24日より高精度・小型化・高速化により診察中の検査結果報告を実現したグリコヘモグロビン分析装置「ザ ラボ 001」を新発売した。
 ヘモグロビンA1cを、微細加工技術を応用して開発した専用の試薬カートリッジ「The Lab 001 A1C HD」を用いてキャピラリー電気泳動法による測定を行うことで、HPLCによる大型装置と同程度の精度を有しつつ、小型化と測定時間90秒の高速化を実現し、診察中の検査結果報告を可能にした。
 さらに、ヘモグロビンA1cの測定値に影響を与える変異ヘモグロビンの分離(検出)機能により、増加する外国人患者などの多様な検体をより正確に測定できるのも特徴の一つだ。
 加えて、微量指先血(1.5μL)のみで検査ができるため、患者の身体的負担を最小限に留める。また、常温保存が可能な使い捨てタイプの試薬カートリッジは、直接血液を点着し装置にセットするだけの簡単操作で測定を開始でき、医療従事者の作業負担を軽減する。
 「ザ ラボ 001」は、本年5月に立ち上げた医療検査システムの新ブランド「ザラボ」シリーズの第一弾の製品で、大規模病院のみならず中小病院からクリニックまで、より質の高い糖尿病診療の提供に寄与する

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