AI活用迅速ワクチン開発パイプライン構築目指す「PREPAIR-VAC」プロジェクトに参画 NEC

 NECグループ会社のNEC OncoImmunityは27日、EUが実施する中核的な研究・イノベーション支援プログラムであるHorizon Europeから助成を受ける「PREPAIR-VAC」プロジェクトに参画すると発表した。
 同プロジェクトは、新興感染症などのパンデミックへの対策を強化するため、AIを活用した迅速かつ拡張性のあるワクチン開発パイプラインの構築を目指すもの。
 NEC OncoImmunityは、AIによる抗原予測およびワクチン設計を担う。なお、同プロジェクトへの助成金は、4年間で総額約650万ユーロ(約11億4000万円)を予定している。
 従来のワクチン開発では、一般的に、設計から検証までに一定の時間を要するため、新興感染症などのパンデミック時に迅速にワクチンを供給することが難しいという課題があった。
 加えて、ウイルスは時間とともに変異する可能性があることから、より迅速で予測性の高いアプローチが求められている。
 PREPAIR-VACでは、こうした課題の解決に向けて、欧州のアカデミア、産業界、公衆衛生分野のパートナーがコンソーシアムを形成し、新興感染症に迅速に対応できる次世代ワクチン開発パイプラインの構築を目指す。
 同プロジェクトにおいて、NEC OncoImmunityは抗原予測やウイルス変異予測を行う高度なAIを活用し、多様な変異に対応可能で有効性の高いワクチン候補の開発を支援する。
 これにより、病原体情報の取得からワクチン設計までの所要時間の短縮を図る。
 

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