エンハーツ 欧州でHER2陽性複数固形がんの適応拡大承認取得 第一三共

 第一三共は29日、エンハーツ(抗HER2抗体薬物複合体[ADC])について、欧州連合(EU)においてHER2陽性の複数の固形がんに対する適応拡大承認を取得したと発表した。
 対象は、前治療歴があり代替の治療手段のない切除不能または転移性のHER2陽性(IHC3+)固形がん。同 承 認 により 、第一三共はアストラゼネカより開発マイルストンとして25 00万ドル(40億4400万円)を受領する。
 今回の適応追加は、前治療歴のあるHER2発現の進行性固形がん(胆道がん、膀胱がん、子宮頸がん、子宮内膜がん、卵巣がん、膵臓がん等を含む)患者を対象としたDESTINY-PanTumor02試験、HER2遺伝子変異またはHER2過剰発現の切除不能・転移性非小細胞肺がん患者を対象としたDESTINY-Lung01試験、およびHER2陽性の切除不能な進行・再発大腸がん患者を対象としたDESTINY-CRC02試験の3つのP2試験の結果に基づき、欧州委員会(EC)より承認されたもの。
 同剤は、欧州においてがん種横断的に承認された初めての抗HER2療法である。また、今回の承認は、HER2陽性乳がん、HER2低発現乳がん、HR陽性かつHER2低発現または超低発現乳がん、HER2陽性胃がん、HER2遺伝子変異を有する非小細胞肺がんに続いて、ECより承認を受けた同剤の6つ目の適応症となる。

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