ファンペップは9日、artience及びトーヨーケムとの間で、抗体誘導ペプチドの経皮吸収型製剤開発に関する共同研究契約を締結したと発表した。
抗体誘導ペプチドは、患者の体内で標的タンパク質に対する抗体産生を誘導することにより治療効果が期待されるペプチド治療ワクチンである。ファンペップは、機能性ペプチド「AJP001」を強みとする抗体誘導ペプチドの創薬プラットフォーム技術を活用し、さまざまな標的タンパク質に対する抗体誘導ペプチドの候補化合物を創出することにより研究開発パイプラインの強化を図っている。
一方、トーヨーケムは、artienceグループのポリマー・塗加工関連事業の中核を担い、メディカル・ヘルスケア領域を注力分野として、経皮吸収型製剤や粘着剤、生体適合ポリマーなどの開発に取り組んでいる。経皮吸収型製剤では CDMO事業を展開し、多くの製薬企業との受託研究・受託製造を行っている。製剤設計、ポリマー開発、塗加工技術を複合的に融合させることで、「安全かつ肌に優しい経皮吸収型製剤」の実現を目指している。
同共同研究は、注射剤と比較して侵襲性が低く、利便性及び安全性に優れた次世代製剤技術として、抗体誘導ペプチドの経皮吸収型製剤の開発を目的としたもので、ファンペップは動物試験での薬効評価及び安全性評価を行い、トーヨーケムはペプチドの経皮吸収製剤化検討等を行う。
なお、ファンペップは同共同研究における同社担当業務に関する費用を負担予定であるが、2026年12月期の研究開発費の予測値に変更はない。

