細径化を実現した除細動リード「OmniaSecure MRIリード」販売開始 日本メドトロニック

OmniaSecure MRIリード 医療機器承認番号:30700BZX00294000

 日本メドトロニックは4日、細径の除細動リード「OmniaSecure MRIリード」の販売を1日付けで開始したと発表した。
 植込み型除細動器(ICD)および両室ペーシング機能付き植込み型除細動器(CRT-D)は、心臓突然死予防の標準治療として広く用いられている。ICDおよびCRT-Dは、デバイスと心臓を電気的に接続する除細動リードを介して機能する。
 除細動リードは心拍を感知し、その信号を植込みデバイスへ伝達することで、異常に速い心拍リズムに対して電気的な治療を行う。除細動リードには、患者の生涯にわたり数億回に及ぶ心拍動に追従する柔軟性と高い耐久性が求められる。
 一般に、従来の除細動リードは径が大きく、静脈閉塞や三尖弁逆流などの合併症リスクが指摘されている。
 OmniaSecure MRIリードは、細径化により、これらのリスク低減を目指して設計された。高い信頼性で長年にわたり使用されているSelectSecure リードを設計基盤とし、耐久性を追求しつつ外径4.7Fr.(約1.6mm)という細さを実現した。
 また、従来の除細動リードは、リードの内腔にスタイレット(リードの芯)を通すことで目的部位に留置されていたが、OmniaSecure MRIリードはデリバリーカテーテルを用いて留置ができ、従来法よりもシンプルで正確なリード留置を可能にした。

◆草野研吾国立循環器病研究センター不整脈科部長のコメント
 OmniaSecure MRIリードは4.7Fr.という細さと構造的な強度を兼ね備えた製品であり、患者さんの生涯におけるリード関連の合併症リスクを軽減することが期待できる。
 また、デリバリーカテーテルによるリード留置が可能であるため、より安全な手技が可能になると考えている。OmniaSecure MRIリードがICDおよびCRT-D患者さんに対する治療の安全性と有効性を高めるための選択肢となることを期待している。

◆芳賀聡カーディアックリズムマネジメント・バイスプレジデントのコメント
 メドトロニックは、本邦初の植込み型ペースメーカをはじめ、不整脈領域において様々なイノベーティブな製品を提供してきた。OmniaSecure MRIリードもその一つであり、本品を日本の患者さんにお届けし、除細動リードにおける新たな選択肢を提供できることを大変うれしく思う。

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