イフィナタマブ デルクステカン 進展型小細胞肺がんP2試験データを世界肺がん学会で発表 第一三共

 第一三共は8日、 イフィナタマブ デルクステカン(I-DXd/DS-7300、抗B7-H3抗体薬物複合体[ADC])について、前治療歴のある進展型小細胞肺がん患者を対象としたグローバルP2験(IDeate-Lung01)の最新データっを世界肺がん学会(WCLC 2025)で発表したことを明らかにした。データ概要は次の通り。
 前治療歴のある進展型小細胞肺がん患者(137名)において、主要評価項目である客観的奏効率は48.2%(完全奏効 3名、部分奏効63名)で、同剤は臨床的意義のある有効性を示した。
 奏効期間の中央値は5.3ヵ月、病勢コントロール率は87.6%、無増悪生存期間の中央値は4.9ヵ月、全生存期間の中央値は10.3ヵ月であった。
 サブグループ解析において、二次治療(32名)における客観的奏効率は56.3%(完全奏効 0名、部分奏効 18名)、三次治療以降(105名)においては45.7%(完全奏効 3名、部分奏効 45名)であった。
 奏効期間の中央値はそれぞれ、7.2ヵ月と4.3ヵ月、病勢コントロール率は96.9%と84.8%であった。また、試験開始時点で脳転移を有する患者(65名)における頭蓋内病変の客観的奏効率は46.2%であった。
 安全性については、新たな懸念は認められず、同剤の他の試験と同様の傾向であった。グレード3以上の同剤と関連のある有害事象は36.5%に認められた。間質性肺疾患(ILD)については、17名(12.4%)がILD独立判定委員会により同剤と関連のあるILDと判定され、グレード1または2が11名(8.0%)、グレード3が4名(2.9%)、グレード5が2名(1.5%)であった。
 第一三共は、進展型小細胞肺がん患者に同剤を一日も早くお届けできるよう、規制当局との協議を進めていく。

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