ブリストル マイヤーズ スクイブ(BMS)は26日、2025年第2四半期の業績を発表した。
売上高は、123億ドル(対前年同期比1%増)で、米国における第2四半期の売上高は、前年同期比3%減の85億ドルとなった。米国外における第2四半期の売上高は、前年同期比10%増、為替変動の影響調整後は8%増の38億ドルとなった。
成長ポートフォリオの売上高は、前年同期比18%増(為替変動の影響調整後は17%増)の66億ドル。売上高の成長は、主にがん免疫(IO)ポートフォリオのブレヤンジ、レブロジル、およびカムザイオスに牽引され、引き続き堅調なCobenfyの業績を反映している。
第2四半期の従来のポートフォリオの売上高は、前年同期比14%減、為替変動の影響調整後は15%減の57億ドルとなった。エリキュース(経口抗凝固薬)の需要が増加したが、エリキュース以外の従来のポートフォリオ全体にわたって当期も継続することが予想されたジェネリック医薬品の影響に加え、米国のメディケア・パートDの再設計の影響によって相殺された。
GAAP(一般会計原則)に基づく1株当たり利益は0.64ドル、非GAAPに基づく1株当たり利益は1.46ドル。どちらのデータにも、BioNTech社との戦略的パートナーシップに関連する取得した仕掛研究開発費(IPRD)による-0.57ドルの純影響が含まれている。
同業績に伴い、2025年売上高の見通しを約465億~475億ドルの範囲に上方修正した。BioNTech社の取得したIPRD費による1株当たり-0.57ドルの悪影響を含め、非GAAPに基づく1株当たり利益を6.35~6.65ドルの範囲に更新する。
◆クリストファー・バーナーブリストル マイヤーズ スクイブCEO(Ph.D.)のコメント
我々は、長期的な成長に向けて再構成を図り、着実に前進している。第2四半期に、成長ポートフォリオ全体にわたって堅調な業績を達成し、コスト構造の最適化を継続し、戦略的パートナーシップにより、革新的なパイプラインを追加した。
下半期には、革新的医薬品の進展に焦点を当てるとともに、成長ポートフォリオと重要なパイプライン機会の提供に重点的に取り組み、成長路線を描いていきたいと考えている。