メディパルホールディングス連結子会社のメディスケット(埼玉県)は8日、品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO9001」の認証を関連事業所である9か所のALC(Area Logistics Center)で取得したと発表した。ALCは、医療用医薬品や医療材料等を取り扱う高機能物流センターを意味する。
メディパルグループでは、「2027メディパル中期ビジョン Change the 卸 Forever ~たゆまぬ変革を~」の成長戦略の一つに「持続可能な流通の構築」を掲げ、GDPガイドラインに準拠した品質管理を実施している。
今回、メディスケットは、医薬品物流におけるグローバル基準でのさらに高いレベルでの物流品質向上に向けた重要な取り組みの一環として、品質マネジメントシステムの国際規格である「ISO9001」の認証を取得した。
審査においては、「高品質な医薬品物流の提供」、「災害に強く、止まらない物流」、「環境負荷を低減する物流」といった顧客重視の理念とその実現を目指した具体的な品質目標と取り組み体制や、内部監査の結果を重視し、経営層が主体となって改善指示を出すことで、PDCAサイクルが有効に機能する品質マネジメントシステムが構築・運用されていることが評価された。
メディスケットは、今後も継続的な物流品質改善に努めるとともに、「ISO9001」認証取得関連事業所の拡大に向けて、引き続き取り組みを進めることで、すべてのステークホルダーが満足する安全で高品質な医薬品流通の実現を目指す。