7月1日付けで取締役会会⾧にシャシャンク・デシュパンデ氏が就任 べーリンガーインゲルハイム

シャシャンク・デシュパンデ氏

 ベーリンガーインゲルハイムは21日、7月1日付けで株主会会長にフベルトゥス・フォン・バウムバッハ氏(現取締役会会⾧)、取締役会会⾧にシャシャンク・デシュパンデ氏(現医療用医薬品事業ユニット担当取締役)が就任する人事を発表した。
 フベルトゥス・フォン・バウムバッハ氏の株主会会長就任は、2007年から同職を務めてきたクリスチャン・ベーリンガー氏が本年6月30日付で退任し、株主会がクリスチャン氏の後任として同氏を任命したことによるもの。
 フベルトゥス・フォン・バウムバッハ氏は、2001 年にベーリンガーインゲルハイムに入社。財務・コントローリング部門で様々なリーダーシップポジションを歴任し、2009年に取締役会メンバーに任命された。
 最初は財務およびアニマルヘルス事業の取締役を担い、2016年からは9年間取締役会会⾧を務めた。
る。
 シャシャンク・デシュパンデは、現在の医療用医薬品事業ユニット担当取締役の任務に加えて、取締役会会⾧に任命された。7月1日付で、フベルトゥス・フォン・バウムバッハの後任として取締役会会⾧に就任する。
 同氏は、米国における10年間の製薬業界での経験を経て、2012年にベーリンガーインゲルハイムに入社。ドイツと日本で医療用医薬品事業の様々なリーダーシップポジションを歴任した後、日本のカントリー・マネージング・ディレクターを務めた。2023年に取締役会のメンバーに加わり、アニマルヘルス事業ユニット担当取締役を担った。
 2024年には、医療用医薬品事業ユニット担当取締役に任命された。ドイツのハンブルク大学で経営学修士号を取得している。

◆クリスチャン・ベーリンガー氏のコメント
 18年間にわたり3人のCEOと働き、ベーリンガーインゲルハイムが今日のグローバルな製薬企業に成⾧した姿を目にしてきた日々を振り返り、大きな充実感を感じている。
 今、このバトンを従兄弟のフベルトゥスに引き継ぎ、株主会で彼と共に働くことをとても楽しみにしている。

◆フベルトゥス・フォン・バウムバッハ氏のコメント
 クリスチャンの⾧年のリーダーシップと会社への献身に感謝する。彼の在任中に会社は大幅に進化を遂げた。信頼していただき、新しい役職に任命されたことを非常に光栄に感じている。
 また、シャシャンク氏の成功を祈っている。彼は、⾧年にわたり米国や日本、ドイツの製薬業界で働いた経験を生かし、2035年に向けてベーリンガーインゲルハイムを次の成⾧段階へ導くだろう。
 ⾧い間一緒に働く中で、彼が発揮してくれた強いリーダーシップや価値観、患者さんへの高いコミットメントに感謝している。

◆シャシャンク・デシュパンデ氏のコメント
 株主により、取締役会会⾧に任命されたことを大変嬉しく思う。これまで9年間の当社におけるフベルトゥスのリーダーシップを称える。また、フベルトゥスが築いた素晴らしいチームの一員であることを誇りに感じている。
 私たちは、患者さんと動物に恩恵をもたらすために、強力なパイプラインをできるだけ早く上市することに注力している。その実現を目指す組織をリードすることに、高い意欲を持っている。

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