アンジェスは8日、2024 年12月期第3四半期連結累計期間(2024 年1月1日から 2024 年9月 30 日)において、営業外収益、営業外費用、特別利益、特別損失及び法人税等調整額を次の通り計上すると発表した。
1、営業外収益の計上
①為替差益
外国為替相場の変動により、主に米ドル建てによる関係会社への外貨貸付金で評価替えを行ったことにより為替差益862万9000円を計上した。
②補助金収入
アンジェスと共同開発契約を締結しているカナダのバイオ医薬品企業であるVasomune Therapeuticsが、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を標的とする同社の主要な候補薬であるTie2受容体アゴニスト(AV-001)の継続的な開発のため、米国国防総省より補助金を獲得したことに伴い受領した補助金を、同社開発費用の分担に応じて補助金収入として2791万6000円計上した。
2、営業外費用の計上
新株予約権の行使に伴う登録免許税及び証券代行手数料の発生等により、株式交付費を5034万円計上した。
3、特別利益の計上
ストックオプション権利保有者の退職による権利失効に伴い、新株予約権戻入益を619万2000円計上した。
4、特別損失の計上
同社連結子会社の EmendoBio.における研究開発部門の再編成に伴い、事業構造改革費用を2188万5 000円計上した。
5、法人税等調整額の計上 主に当社連結子会社の EmendoBio.において、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産を取崩し、法人税等調整額を4190万6000円計上した。