大阪府大東市は7日、来年１月１日から、大阪府内で初めて帯状疱疹予防接種の費用助成を実施すると発表した。帯状疱疹予防接種の費用助成は、疾病予防と接種費用の経済的な負担軽減を目的としたもの。
帯状疱疹が発症すると、体の片側に水ぶくれを伴う赤い発疹が帯状に広がり、強い痛みを伴う。80歳までに3人に1人が帯状疱疹を経験すると推定されている。さらに、加齢は、長期にわたり痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」の重要なリスク因子と言われている。
帯状疱疹予防接種の費用助成の概要は次の通り。
◆対象ワクチン：①乾燥弱毒生水痘ワクチン（生ワクチン、１回接種）、②乾燥組換え帯状疱疹ワクチン（組換えワクチン、２回接種、１回目の接種から原則として２か月後に２回目を接種）
◆対象者：①接種日において大東市に住民票がある65歳以上の人、②過去に帯状疱疹ワクチン予防接種の助成を受けたことがない人（組換えワクチン１回目を除く）の両項目を満たす人。
◆申請方法：接種後の償還払い（接種→申請手続き→費用助成を受けるという流れ）
◆申請期間：接種日から6か月以内（申請せずに6か月を過ぎると、費用助成が受けられない）
◆助成額：①生ワクチン：1回につき4000円を上限
②組換えワクチン：1回につき1万円を上限（2回まで）
いずれかの接種に対して助成し、助成を受けられるのは生涯で１度限り。
◆申請方法：窓口、郵送、電子申請（電子申請は代理申請はできない。本人以外が申請する場合は、窓口や郵送になる）
◆申請時必要書類：帯状疱疹ワクチン助成申請書、接種を証明する書類（ワクチン接種日および使用ワクチンの種類、接種医療機関が記載されたもの）、申請する予防接種について接種費用の支払いを証明する書類（領収書等）（生ワクチンは1回分、組換えワクチンは2回分もしくは1回分）、振込口座番号、金融機関名がわかるもの、健康保険証にかわる資格証明書、マイナンバーカードや運転免許証などの写し
◆問い合わせ先：大東市 地域保健課TEL 072-874-9500、担当：保利氏、岸良氏まで
