「9割近くが自身の感染を不安」新型コロナ感染拡大での意識調査

 選挙調査会社のグリーン・シップと、社会調査を行う社会調査研究センターは24日、今月18・19日に実施した新型コロナウイルス感染拡大に伴う調査結果を発表した。同調査はグリーン・シップが毎月実施する「寄付型ショートメール調査」で行い、全国の3423名より回答を得たもの。


 その中で、「あなたは、自分が新型コロナウイルスに感染するのではないかという不安を感じているか?」の質問に対して、90%以上が自身の感染の不安を感じていると回答した。
 また、新型コロナウイルス感染拡大への政府の対応について、評価を自由記述で求めたところ、全体の7割の2450名の方から回答があった。個々の回答中のキーワードを集計した結果(トップ15)は、次の表の通り。


 この結果から、大半の人たちが、「対応が遅いうえに政府が国民と向き合っていない」との不満を持っていることが判った。さらに、不満の中では、「マスクが足りない」「経済より命を優先せよ」「自粛と補償はセット」「給付が十分でない」「医療の現場が心配」「外出を禁止すべき」といった意見が目立った。なお、同調査の詳細については、各社ホームページで公開している。グリーン・シップ:https://www.green-ship.co.jp
社会調査研究センター:https://ssrc.jp/
 調査概要は次の通り。
 ◆調査目的: 定期的に実施する自主調査において、新型コロナウイルス感染拡大に関する意識などを調査
 ◆調査方法: アウトバウンドIVRで全ての携帯電話番号からランダムに抽出した番号に架電して、SMS送信許可を取得してSMSにアンケートアドレスを送信。WEBサイト経由でアンケートに回答して返信。当調査では、回答者の希望により日本赤十字社や日本盲導犬協会など8団体いずれかに同社負担で100円を寄付している。
 ◆調査日: 2020年4月18日・19日
 ◆回答件数: 3423サンプル
 ◆回答者属性:<性別> 男性2,297(67.1%)、女性1,072(31.3%)、答えない54(1.6%)<年代>18歳・19歳73(2.1%)、20代530(15.5%)、30代702(20.5%)、40代919(26.8%)、50代658(19.2%)、60代407(11.9%)、70歳以上134(3.9%)
【寄付型スマートフォン調査について】
サービス開始: 2018年10月
調査対象: 全国のスマートフォンユーザー
寄付先:◆認定NPO法人J.POSH日本乳がんピンクリボン運動◆日本赤十字社◆京都大学 iPS細胞研究基金◆日本聴導犬協会◆日本盲導犬協会◆日本ユニセフ協会◆あしなが育英会(これら寄付先は変更する場合あり。また、寄付を選ばずに、コンビニエンスストアのコーヒーのデジタルギフトカードも選択できる)。
サ ービスの流れ:

本年4月24日現在で、総額466万8500円の寄付を各種団体へ行っている。

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