グローバルNPO支援プログラムに「ぷれいす東京」によるLGBTQ+支援事業選出 MSD

 MSDは17日、グローバルNPO支援プログラム「Solutions for Healthy Communities」の支援先の一つとして、日本から認定NPO法人「ぷれいす東京」によるLGBTQ+の性の健康支援事業「“CONSENT”プロジェクト」が選出されたと発表した。
 「Solutions for Healthy Communities」は、今年から全世界で新たに開始されたもので、医療への公平なアクセス実現を目的としたもの。MSDでは、グローバルのNPO支援プログラムとして、妊娠や出産に関連した要因による女性の死をゼロにすることを目指す「MSD for Mothers」を2011年から展開し、日本をはじめ世界各国で165以上のパートナーと連携し、これまでに70カ国以上で200件以上のプロジェクトを支援してきた。
 今回新たに開始したSolutions for Healthy Communities は、世界各国における地域主導の革新的な取り組みへの支援を通じて、これまでに医療制度の恩恵を十分に受けられていなかった人々が、公平に医療サービスを受けられるようにすることを目指している。
 助成団体は日本を含めて世界24か国から選ばれ、支援事業の対象は、がん、糖尿病、心血管疾患、性と生殖に関する健康、母子保健など多岐にわたっている。同プログラムによる助成金は2年間で総額700万ドルに達する。
 日本からは、ぷれいす東京によるLGBTQ+の性の健康支援事業「“CONSENT”プロジェクト」が選出された。日本国内で暮らすLGBTQ+の人々は一般的に、自分の性指向・性自認や性行動について医療従事者と話し合うことに消極的である傾向があり、医療アクセスを含めた性の健康のニーズについてはあまり知られていない現状がある。
 同事業では、日本全国のLGBTQ+当事者グループとの協働でニーズ調査やプログラム立案、LINEチャットによる相談窓口の設置や、性の健康に関する最新情報の提供を予定している。
 同事業を通じて、性の健康を自分たちの問題として捉えてもらうことを支援し、HIVを含む性感染症の検査や治療などへのアクセスが改善されることを目指す。

◆生島嗣ぷれいす東京代表のコメント
 このプロジェクトを通して、LGBTQ+コミュニティの横の連携を強化し、アンメットニーズ(Unmet Needs)を確認しながら、医療サービス提供者にもフィードバックすることを通して、誰も取り残されない社会の実現に貢献できたらと願っている。

◆カイル・タトルMSD代表取締役社長のコメント
 今回、当社がグローバルで新たに展開するSolutions for Healthy Communitiesプログラムの支援先として、ぷれいす東京が日本から選ばれたことを大変喜ばしく思う。LGBTQ+等セクシャル・マイノリティの方々が十分に受け入れられる職場づくりを積極的に推進している企業として、本プログラムを通じて日本のLGBTQ+の方々の健康を一層サポートできることは大変意義深い。MSDは、責任ある企業市民として今後も積極的にCSR活動に取り組んでいく。

タイトルとURLをコピーしました