メディパルホールディングスは、医用画像を管理・共有できるプラットフォーム「LOOKREC」を基盤として医療支援クラウドサービス等を展開するエムネス(本社:広島県)に出資した。同出資は、コーポレートベンチャーキャピタルファンド MEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合を通じて実施したもの。
エムネスが展開する LOOKRECは、クラウド上でCTやMRI等の医用画像を管理・共有し、医用画像の「ためる」「記録する」「見る」「共有する」を実現するプラットフォームで、現在 850を超える施設で利用されている。
LOOKRECの普及により、医師、放射線技師などの医療従事者間で医用画像データを共有し、場所にとらわれない新たな医療のあり方や医師の働き方改革の実現、病病・病診などの医療連携の実現に貢献できる可能性がある。
現在、エムネスでは、医療機関が持つ医療データの活用や、患者・生活者による医療データのポータビリティを促進するプラットフォームの開発・普及に取り組んでいる。
メディパルホールディングスは、「医療と健康、美」の事業フィールドにおいて「2027メディパル中期ビジョン Change the 卸 Forever ~たゆまぬ変革を~」に沿った事業展開を行っている。
その成長戦略の一環として、デジタルを活用したビジネス基盤の強化を進めており、将来の医療情報のフルクラウド化を見据えつつ、より効率的な医療と人々の健康で豊かな生活に貢献できるLOOKRECという独自プラットフォームと、その活用によるビジネスの発展性を有するエムネスへの出資を決定した。
同出資は、エムネスの第三者割当増資を同ファンドが引き受けることにより実行した。なお、同出資がメディパルホールディングスの業績に与える影響は軽微である。