予防・未病領域の商品や事業の拡大でプリメディカの全株式取得 メディパルホールディングス

 メディパルホールディングスは、ノーリツ鋼機との間で、同社の子会社で高付加価値な検査サービスを提供するプリメディカの全株式を取得する株式譲渡契約を4月30日に締結した。
 プリメディカは、企業理念として『病気のリスク検査から始まる予防医療を世の中に広く浸透させ、「医療費の増加」や平均寿命と健康寿命の差がもたらす「介護負担の増加」といった現代医療が抱える構造的な課題の解決を目指す。』を掲げ、最先端テクノロジーを活用して、多様な領域の疾患について、将来発症するかもしれない疾患リスクを把握することで、検査受検者の病気にならない体づくりに貢献をしている。
 具体的には、脳梗塞・心筋梗塞、認知症、膵臓がん、大腸がん、慢性腎臓病といった疾患リスクについての検査サービスを展開している。特に、脳梗塞・心筋梗塞のリスク検査であるLOX-Indexは、同社で特許を有する自社開発検査であり、この領域の検査では提携医療機関数、受検者数で国内最大級の実績を有している。
 同社の検査サービスを販売している医療機関は現在全国に約3900施設(2024年3月31日現在)あり、検査受検者の検体の回収に関しては、国内の多くの臨床検査会社と提携している。
 さらに、2023年11月に機能および規模を大幅に拡大した新しい東京研究所では、今後上市予定の検査サービスを皮切りに新規検査サービスの研究開発を順次立ち上げて行く予定で、今後もさらなる成長が見込まれる。
 メディパルホールディングスは、今回の株式取得を通じて、プリメディカをプラットフォームとした予防・未病領域の商品や事業の拡大を目指していく。

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