キエジ・ファーマ・ジャパンは23日、塩野義製薬とメトレレプチン皮下注「シオノギ」の製造販売承認承継について合意し、事業承継契約書に調印したと発表した。
同製品は、脂肪萎縮症により減少したレプチンを補充することにより脂肪萎縮症における糖代謝と脂質代謝を改善する医薬品で、塩野義製薬が2013年3月に日本における製造販売承認を取得。2013年7月から販売および情報提供活動を行っいる。
本年7月に同製品の日本における事業の権利が契約期間の満了に伴い開発元でキエジ・ファーマ・ジャパンの親会社である米国 Amryt 社(本社:イタリア)に返還されることを受け、本年7月24日に、キエジ・ファーマ・ジャパンが製造販売承認を承継することとなった。
7月24日以降は、キエジ・ファーマ・ジャパンが同製品の製造販売承認を保持し、販売および情報提供活動を実施する。なお、同承継に伴い、販売名をメトレレプチン皮下注用 11.25mg「キエジ」に変更し、本年8月に薬価収載される予定にあり、製造販売承認の承継によって、患者、医療関係者に不便をかけないよう最善を尽す。