大鵬薬品は1日、同社コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の大鵬ベンチャーズが、日本医療研究開発機構(AMED)が実施する「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」において、認定ベンチャーキャピタル(認定VC)に採択され、同日、AMEDと契約を締結したと発表した。
同事業は、創薬ベンチャーにおける新薬の開発に必要な資金の供給源不足を解消するため、創薬に特化したハンズオンによる事業化サポートを行うベンチャーキャピタル(VC)を認定し、その認定したVCによる出資を要件として、創薬ベンチャーが実施する実用化開発を支援するもの。
大鵬ベンチャーズは、国内製薬企業のCVCとして最大級の投資資金枠(4億米ドル)を持つだけではなく、研究開発や経営などの経験を生かしながら創薬ベンチャーを支援することを通し、最先端の技術や治療法を社会に届けることに注力している。
2016年の創立以来、米国や欧州を中心にArcus Biosciences、Cullinan Pearl や Dren Bio、Orna Therapeutics、Werewolf Therapeutics など、主にオンコロジー領域で革新的な技術や知見を持つ有望な創薬ベンチャー25社以上へ、日本の創薬ベンチャーに対しては、2021年からリベロセラ株式会社へ投資をしている。
大鵬ベンチャーズは、これまでの創薬ベンチャーに対する支援経験を生かして、日本の創薬ベンチャーエコシステムの構築に貢献したいという考えから、同事業の認定VCに応募し、この度採択された。
大鵬薬品と大鵬ベンチャーズは、同事業を通して日本の創薬エコシステムの強化に貢献し、新しい技術や治療選択肢を継続的に社会に提供していく。