2年連続檀れいを啓発アンバサダーに慢性腎臓病の新たな啓発活動開始 日本腎臓病協会とアストラゼネカ

檀れいさんと協定世話人会に参加した先生方
檀れいと協定世話人会の人たち

 日本腎臓病協会とアストラゼネカは14日、2年連続で檀れいを腎臓病啓発アンバサダーに起用し、慢性腎臓病(CKD)に関する新たな啓発活動を開始すると発表した。
 同活動は、日本腎臓病協会とアストラゼネカが、2022 年 3 月の世界腎臓デーにおいて締結した腎臓病の克服に向けた取組みのための連携・協力に関する「包括連携協定」の一環として実施するもの。
 CKDは、腎臓の働きが徐々に低下していく疾患で、日本の推定患者数は約1330万人に上り、新たな国民病の1つと言われている。
 糖尿病、高血圧、脂質異常症や加齢等により進行し、重症化すると人工透析や腎移植等が必要となる末期腎不全への移行リスクが高まる。
 なお、腎不全による死亡は年々増加しており、日本人の死因第8位となっている。
 加えて、CKDがあると脳卒中や心不全等の脳心血管病の発症やそれによる死亡リスクを高めることが国内外から報告されている。
 同活動では、国内の各地域においてCKD対策の中核を担う医療従事者と密に連携をとりながら、地域ならではのニーズに沿った内容や、対象の年齢層・生活スタイル等に合わせた手段による啓発を実施し、一般生活者・患者における疾患認知の向上につなげることで、CKDの早期発見・診断、早期治療開始と継続による重症化予防の徹底を図ることを目的としている。
 今年2月には、日本腎臓病協会CKD対策部会のメンバー等とアストラゼネカにより協定世話人会が開催され、これまでの活動による効果検証の議論を経て、新しい活動方針について合意した。
 この活動には、引き続きアンバサダーの檀れいが参画し、啓発資材の作成等に協力する。
 人々の生活を変えるような医薬品を届けることをパーパスとするアストラゼネカは、医療従事者、行政、市民の連携の核となり腎臓病の克服に取り組む日本腎臓病協会と、サイエンスの限界に挑戦し、ひとりでも多くの腎臓病に罹患する患者の、より良いペイシェントジャーニーの実現に向けて、これからも意欲的に活動していく。

◆柏原直樹日本腎臓病協会理事長のコメント
 これまで、テレビや新聞等、多様なメディアを通じた疾患啓発をはじめとする様々な取り組みをアストラゼネカとともに実施し、多くの方々に CKDに関する情報を届けてきた。今後はさらに歩みを進め、各地域の実情に合った啓発活動を実施し、CKDの早期発見・早期治療の重要性が日本全国の津々浦々に浸透することを目指していく。
 引き続き檀れいさんにご協力いただき、他の誰でもない“あなた”に知っていただきたい重要な健康課題として、CKDへの理解がより一層向上することを願っている。

◆檀れい腎臓病啓発アンバサダーのコメント
 2022年10月の就任以来、私自身、活動のなかで腎臓を健康に保つことの大切さを改めて勉強する日々である。これからも“GFR 値が59以下の方はお医者さんに相談を”というメッセージをより多くの方々にお伝えするとともに、私を見たら、“沈黙の臓器、腎臓”の健康維持に意識を向けていただけるよう、引き続き活動していきたいと思う。

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