トイント(本社:京都府)は、運営するWebメディア「トインク(TOINK)」を用いて「生まれ変わるなら男性か女性か」の性別選択アンケートを実施した。その結果、 今と同じ性別を選ぶ人の方が多く、男性・女性を選ぶ割合はほぼ半数でそれぞれ約53%・約47%であった。
男性が男性を選ぶ理由は、「男性は自由で今、満足をしている」からで、女性が女性を選ぶ理由は、「おしゃれやメイクができる」、「かわいいやキレイが好きだから」が多数を占めた。
男性が女性を選ぶ理由は、「違う性別(女性)で生きることへの興」、女性が男性を選ぶ理由は、「生理や出産への痛さや怖さを避けたい」等の理由が挙げられた。
アンケート調査の概要は、回答者数1167人のうち、男性が362人、女性が805人で、男性と女性の割合は3:7で女性の方が多かった。年代は、18・19歳~70代の7つに分けて答えて貰った。男性は、40代が最も多く113人、次いで30代が95人、20代が64人であった。
女性は、30代の309人、40代の201人、20代の182人と20代から40代の人のデータが多く集まっていた。
年収では、「無収入の0円」から「1万円~299万円」「300万円~499万円」「500万円~699万円」「700万円~999万円」「1000万円~1999万円」「2000万円~」の7カテゴリで分かれている。「1万円~299万円」の人のデータが一番多かった。アンケート結果の概要および調査結果の詳細は、次の通り。
【アンケートの概要】
アンケート回答者数1,167人のうち、男性が362人、女性が805人。男性と女性の割合は3:7で女性の方が多かった。
年代は、18・19歳~70代の7つに分けて答えて貰った。男性は、40代が一番多く113人、次いで30代が95人、20代が64人であった。女性は、30代の309人、40代の201人、20代の182人と20代から40代のデータが多く集まっている。
年収では、「無収入の0円」から「1万円~299万円」「300万円~499万円」「500万円~699万円」「700万円~999万円」「1,000万円~1,999万円」「2,000万円~」の7カテゴリで分かれている。「1万円~299万円」の人のデータが一番多数であった。
【調査結果の詳細】
生まれ変わるなら「男性」「女性」どちらがいいですか?
アンケートに答えていただいた総数1,167人中、男性になりたいと答えたのは、617人で52.8%、女性になりたいと答えたのは、550人で47.13%とほぼ半数であった。
◆男女別:生まれ変わったら?
こちらの表は、男性はどう答えたのか?女性はどう答えなのかを分けて集計した。
◆生まれ変わるなら「男性」になりたい人の割合
男性で、生まれ変わっても男性を選んだ人は、362人中271人、約75%の人が答えた。女性で、生まれ変わったら男性を選んだ人は、805人中346人、約43%と半数近くの人が男性になってみたいと答えた。
【年代別】男になりたい人の割合
男性になりたい人を年代別に集計をした結果である。男性の40代が92人と一番多く「男性のままがいい」と答えている。次に30代の70人、20代の42人であった。女性は、30代の132人が「男性に生まれ変わってみたい」との答えであった。次に20代の91人、40代の85人と続いている。
【年収別】男になりたい人の割合
年収別で集計をした。男性の「年収300万円~499万円」の人が一番多い割合で、男性になりたいと答えた。女性では「年収1万円~299万円」の方210人と多数が男性になりたいと答えている。
◆生まれ変わるなら「女性」になりたい人の割合
男性が女性に生まれ変わってみたいと回答したのは362人中91人、約25%であった。
女性のままがいいと答えた女性は、約57%を占める459人であった。
【年代別】女になりたい人の割合
女性になりたい年代は、男女とも30代が一番多くなった。女性になってみたい男性は、各年代とも似通った数字になっている。女性のままがいいと答えた30代女性が177人と一番多く、40代116人、20代91人であった。
【年収別】女になりたい人の割合
年収別では「1万円~299万円」に集中した印象である。男性は「1万円~299万円」が最多37人、「300万円~499万円」31人であった。女性は「1万円~299万円」が断トツで多数であった。
◆生まれ変わったら男になりたいその理由
「男性に生まれ変わりたい」と理由も合わせて回答した人のみ、その理由を8つのカテゴリに分けて集計をした。ざっくりと独断と偏見でまとめてみたが、だいたい考えられる理由としてはこのような感じになる。男になりたい男性の理由、男性のままがいいと考える理由を大別すると、「男性に満足している」と「女性は大変そう」に分かれる。
・ 男性の方が自由だから、何かと楽だから、気楽そう、身軽、きままに生きられる
・ 今のままでいい、男性で満足をしている、充実している
・ 男性の方が社会的、体力的、筋力的に優位である
・ 女性特有の生理・妊娠に対する恐怖心、痛みを避けたい
・ 女性はメイクのために早起きしたり、何かと気を付けるべきこと・面倒なこと・しがらみが多い
・ 女性は大変そう、犯罪に巻き込まれる、不審者につきまとわれたり、一人で出かけられないなど制限も多い
・ 男性の選択肢が多く、仕事面でも稼げそう
・ 男性でやりなおしたい、イケメンになってモテたい
男になりたい女性の理由
男性になってみたい女性の意見としては、女性だけが持つ生理や出産に対しても大変さや苦痛を味わいたくないと考えている方が多いことがわかる。
2番目に多いのは、「男性になってみたい」という好奇心であった。
それ以下は、女性が生きにくく、男性に対する漠然としたうらやましいという憧れのような気持ちが多く見られた。
・ 生理痛がひどいから無い方がいい、つわりが大変だった、子どもが欲しくないのに子どもを産む前提で(人生設計が)進んでいくのが苦痛、出産で失うものが多すぎる、ホルモンバランスに振り回されない生活がしたい
・ 男性を経験してみたい、女性は経験済みだから
まだ男尊女卑が残っているから、「母親・奥さん」になってしまうから、男性には社会的特権が多いから
・ 女性は人間関係が疲れる、結婚適齢期があるから
・男性は自由、野宿やその日暮らしをやってみたい
・男性は仕事をバリバリできて認められる、男性になって仕事だけをしていたい、稼ぎたいから
・ メイクや身支度に時間がかかる、化粧は面倒、男性のファッションの方が好き、女性はキレイでいなくてはいけないから
・ 男性はバイタリティがある、力が強い、重たいものが持てる
・ 男性社会だから、男性主義だから、経済的にも優遇されている
◆生まれ変わったら女になりたいその理由
女性に生まれ変わりたいと答えた方のその理由をそれぞれ7・9つのカテゴリに分けて集計をした。
女になりたい男性の理由
男性から見た女性の姿が見えてくる。
男性から見た女性は、なんだか楽しそうで優位で可愛ければ勝ちで・・・とても優雅な女性像が作られているような気がする。
・女性で社会経験をしてみたい、なんとなく異性になってみたい、視点を変えてみたい
・男性より人生がイージーモードに見える、専業主婦になれる、見た目が良ければ生きていけそう
・化粧をしてみたい、ネイルが好き、おしゃれが楽しそう、いろんな服が着られる
・可愛いファッションで街を歩いてみたい、女性のファッションの方が豊富、ちやほやされたい、女性はヒゲも生えず、頭もハゲない
・女性しかできない仕事がある、女性の方が稼ぐ方法が多い
・子どもを産んで育ててみたい
・いつでも恋愛できる、恋愛で選べる立場になりたい
女になりたい女性の理由
女性が女の子のままでいいと考えている大きな理由としては、おしゃれができるから、メイクやネイルやファッションが好きだからと女性を楽しんでいる感じがうかがえる。
その次に来るのが女性ならではの出産、子育てがきている。女性は、女性を楽しんでいて、「男性は大変そうだから、女性のままがいい」という考えが見えてくる。
・メイクやオシャレを楽しみたいから、かわいい服が着られる、メイクをすればいろんな自分になれる
・子供を産んで家庭を守って幸せに暮らしたい、また赤ちゃんを産みたい、
・女性として生きていて楽しいから、女性のほうが生きやすくなると感じるから
・男性は、力仕事とか理不尽に要求されることがある、男性は収入や仕事のできで人間性自体が評価されるから、男だと一生働かなければいけないから
・子供が産めなかったので、もう一度女性に生まれ変わって子供を産みたい、女性としてやり残したことがあるから
・年をとっても職業選択の幅が広くつぶしがきくから、女性のほうが生き方の選択肢が広そうだから、かわいいものもかっこいいものも選べる
・守られたい、配慮を受けられることもあるから、女だから許されていることが多い気がするから、穏やかに過ごせそう
・女性の方が強くなっている、家庭でも社会でも、なんだかんだで女性の方が優秀だから
◆調査結果まとめ
以上が、生まれ変わったら「男性」「女性」どちらがいいかのアンケート結果である。
男性になりたい、女性になりたいと答えた人の割合は、ほぼ同じとなった。男性には男性のメリット・デメリット、女性には女性のメリット・デメリットがあり、お互いがわからない未知なものとして生きていることがわかる。それぞれの立場から理由を見ていけば、「そんないいことばかりじゃないよ」「そんな風に見えてるの?」と怒りたくなるものもあるかもしれない。
「そうだよな」「確かに・・・」と妙に納得してしまうものもある。
あくまで妄想の話ではあるが、いろいろ想像を膨らませて互いの立場で現状を見つめなおしてみると、今の性別がもっと好きになり楽しく過ごせるかもしれない。