大鵬ベンチャーズが投資資金枠を3億米ドルから4億米ドルに拡大 大鵬薬品

 大鵬薬品は9日、同社のコーポレートベンチャーキャピタルである大鵬ベンチャーズが投資資金枠を3億米ドルから4億米ドルに拡大すると発表した。
 大鵬ベンチャーズは、がん、免疫・アレルギーを重点領域とする日本のスペシャリティファーマである大鵬薬品のコーポレートベンチャーキャピタル。
 大鵬薬品と戦略的に関係の深いアーリーステージの未上場企業に積極的に投資をしている。低分子医薬品から細胞療法を含むバイオ医薬品まで様々なモダリティを対象として検討している。資金面での支援のみならず、研究開発や経営などの経験を生かし、投資先の最先端の技術や治療法を社会に届けることに注力している。純粋な株式投資だけでなく、会社設立、スピンアウト、オプションタイプの投資も検討している。
 大鵬ベンチャーズでは、2016年の創立以来、Arcus Biosciences、Cullinan PearlやDren Bio、Orna Therapeutics、Werewolf Therapeuticsなどを含む、主にオンコロジー領域で革新的な技術や知見を持つ有望なバイオベンチャー25社以上への投資を行ってきた。
 大鵬ベンチャーズの投資をきっかけに、大鵬薬品との提携につながった例もあり、その活動は大鵬薬品の開発パイプラインの拡充にも貢献している。
 今回の投資枠拡大により、大鵬ベンチャーズは、最先端の科学に基づく革新的な創薬に取り組むバイオベンチャー企業を継続的に支援することへの強いコミットメントを示している。
 また、大鵬薬品はこのような投資を通じてオープンイノベーションのさらなる加速を目指す。
 大鵬薬品と大鵬ベンチャーズは、今後も投資活動とオープンイノベーションを通し、新しい技術や治療選択肢を継続的に社会へ届けることに取り組んでいく。

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