新社長に筑本学氏 三菱ケミカルグループ

筑本氏

 三菱ケミカルグループは22日、来年4月1日に筑本学執行役エグゼクティブバイスプレジデントが社長に就任する人事を発表した。ジョンマーク・ギルソン社長は退任する。
 2021年4月に代表執行役社長に就任したジョンマーク・ギルソン氏は、同年12月、公表した経営方針「Forging the future 未来を拓く」のもと、成長とオペレーショナルエクセレンスを目指し、経営手法のグローバル化、マーケティング手法の高度化、コスト構造改革、規律ある運転資金管理などを推進し、厳しい経営環境のなかで収益向上を果たしてきた。
 一方、同社は現在、①カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーへの取組み、②日本の石油化学産業をめぐる業界再編、③スペシャリティマテリアルズ事業の成長、④さらなるポートフォリオ改革という重要な経営課題を有している。
 同社は、これらの経営課題に自ら先頭に立って取り組み、成長戦略を立案し実行できるリーダーを選任して企業価値を向上させるため、事業に関する深い知見や、日本をはじめとする化学業界に広い人脈を持つ筑本氏を次期代表執行役社長とする人事を決定した。
 筑本氏は、1964年6月26日生まれ。1988 年4月 三菱化成工業(現・三菱ケミカル)入社。2010年4月三菱化学(現・三菱ケミカル)ポリマー本部 フェノール・ポリカーボネート事業部長、2018年4月三菱ケミカルホールディングス(現・三菱ケミカルグループ)執行役員 経営戦略部門 素材戦略室長、2021年7月社三菱ケミカルホールディングス執行役員経営戦略部門経営企画室長などを歴任後、2023年4月三菱ケミカルグループ執行役エグゼクティブバイスプレジデント ベーシックマテリアルズ所管に就任し、来年4月三菱ケミカルグループ代表執行役社長に就任を予定している。

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