第一三共は20日、同社の抗体薬物複合体(ADC)技術に関するSeagen社との紛争について、仲裁廷が最終判断によりSeagen社の主張を全面的に否定し、第一三共が当該仲裁に要した費用のうち、約4550万ドル(約68億円)をSeagen社に負担させる最終判断を下したと発表した
Seagen社が第一三共ADC技術に関する特定の知的財産権は同社に帰属するとして、米国仲裁協会に申立てた仲裁において、仲裁廷が最終判断を下したもの。この判断をもって、米国仲裁協会における同件紛争の仲裁手続きは終了となる。
今回の判断に伴う2024年3月期通期の連結業績への影響については現在精査中で、改めて公表する。