12月12日から「病いと生きる。希望と生きる。」テーマにハービー・山口氏撮影による写真展開催 日本製薬工業協会

医薬・医療領域 啓発イベント

日本製薬工業協会(会長:上野裕明田辺三菱製薬代表取締役)は20日、12月12日~17日まで、sorama gallery(東京都渋谷区)で、「病いと生きる。希望と生きる。写真展 ~まだ見ぬ答えを、生み出す未来へ~」をテーマとしたハービー・山口氏撮影による写真展を開催すると発表した。入場料は無料。
 同写真展は、医薬や医療領域における社会課題を広く国民に知って貰うことを目的としたもの。日本臨床腫瘍学会、日本癌学会、日本癌治療学会、CancerXの4団体の協力を得て実施される。
 医療が発展した現在でも、治療法が見つかっていない、有効な薬が開発されていない、治療に伴う負担がある、などの「アンメット・メディカル・ニーズ」や、海外で承認されている薬が日本で承認されていない、または開発自体が行なわれていない「ドラッグ・ラグ/ロス」と呼ばれる課題などが存在する。
 製薬協では、このような課題を広く世の中に伝えることで、その解消に向けた理解者を増やしていき考えを示している。
 11月は、厚労省が定める「みんなで医療を考える月間」である。同写真展は4団体の協力のもと、病気と向き合っている患者やその家族、がんサバイバーや支援者、医療関係者など、さまざまな立場で病気と闘いながら希望を失わずに挑戦している人々の姿や想いを、ポートレートやメッセージの形で展示している。
 また、同写真展のポートレートは、一貫して「生きる希望を撮る」をテーマに活動している写真家のハービー・山口氏が撮影した作品である。
 製薬協は、同写真展を通じて医薬や医療領域の社会課題の更なる認知・理解促進へ貢献していく。

「病いと生きる。希望と生きる。写真展 ~まだ見ぬ答えを、生み出す未来へ~」開催趣旨、開催概要、ハービー・山口氏 プロフィールは、次の通り。

【開催趣旨】
 我々が住む社会には、望む薬をいつか使える日が来ることや、治療法が見つかる日を信じて、日々、病気と向き合っている人々が存在する。今回、本写真展では、患者やその家族、がんを克服されたサバイバーや、患者支援活動をされている人、また、医師や看護師、薬剤師など、さまざまな立場の人々が協力し、病いとともに生きながら希望を失わない姿と想いを、写真とメッセージという形で展示する。
 また、展示会に合わせて、日本製薬工業協会ウェブサイト内で本写真展の紹介ページを公開予定である。
 自分自身が当事者でない多くの人々に、医薬や医療の課題に対する気づきを促し、無関心から関心へ、無理解から理解へと変化を促すことを訴求する。

【開催概要】
◆日程:2023年12月12日(火)~12月17日(日)

◆時間:10:00~19:00(12日のみ15:00~19:00、17日は17:00終了予定)

◆会場:sorama gallery(住所)東京都渋谷区神宮前1-12-6 ドヒビル1階

◆リンク:http://sorama.tokyo/gallery/access/

◆アクセス:「明治神宮前駅」より徒歩3分、「原宿駅」より徒歩5分

◆入場料:無料

◆主催:日本製薬工業協会

◆協力:日本臨床腫瘍学会、日本癌学会、日本癌治療学会、CancerX

【ハービー・山口氏 プロフィール】

 1950年、東京都出身。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。現地では劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。帰国後も福山雅治、吉川晃司、尾崎豊など多くの国内アーティスト、そして市井の人々にカメラを向け、モノクロームのスナップ・ポートレートというスタイルで作品を残している。
 幼少年期にカリエスという病気を長く患った経験から写真のテーマを「生きる希望を撮る」と定めている。その優しく清楚な作風を好むファンは多く、幅広い年代層から支持されている。
 写真の他、エッセイ執筆、ラジオのパーソナリティー、講演会などでもこなし、さらにはギタリスト布袋寅泰には数曲の歌詞を提供している。 
 主な著作に「LONDON AFTER THE DREM」「代官山17番地」「HOPE 空、青くなる」「良い写真とは」「人を幸せにする写真」など。
 作家名のハービーは、敬愛するジャズフルート奏者ハービー・マンより。

受賞歴:2011年度日本写真協会賞作家賞。

大阪芸術大学客員教授。

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