働く女性のためのデジタルサードプレイス「marbleMe」提供開始 BIPROGY

 BIPROGYは、働く女性が抱える健康課題やそれにより派生するさまざまなライフプランの悩みの解決を「対話」を通じて支援する、働く女性のためのデジタルサードプレイス「marbleMe(マーブルミー)」の提供を開始した。
 昇進をあきらめる、痛みを我慢して働き続けるなど、働く女性が直面するさまざまな健康課題による経済インパクトは年間6.37兆円に上ると言われ、大きな社会課題となっている。
 こうした中、「marbleMe」は、同じ悩みを抱える女性や専門家、そして自分自身との対話を通じて「気づく」「話す」「行動する」という3つのアプローチにより、課題を解決に導く。身近な人には相談できない悩みも、同じ悩みを抱えて働く女性のコミュニティーの中で、匿名で安心して対話をすることが可能だ。
 また、人事担当者は、従業員の悩み解決支援を通じて、労働生産性向上、女性活躍・ダイバーシティー推進、福利厚生の充実に向けた施策検討ができる。
 働く女性はライフステージごとに異なる健康課題に直面する。月経に関連した体調不良やエストロゲン(女性ホルモン)の減少による更年期障害など、女性特有の健康課題は仕事のパフォーマンスに大きく影響し、婦人科系疾患を抱えて働く女性の年間医療費支出と生産性損失の合計は、年間6.37兆円にも上ると言われている。
 だが、「人に話すことではない」という社会の常識感から、上司や同僚などの身近な相手に相談できずに、昇進や痛みなど、多くの女性がさまざまなことをあきらめて働き続けている。仕事や生活と複雑に結びつく女性特有の課題は、医療アプローチだけではなく「健康課題」と「生きづらさ」の両方を対象に解決に取り組む必要があり、悩みに対してトータルに支援するサービスが必要であると考えられる。

 「marbleMe」は、同じ悩みを抱える人との「対話」が、個人の意識変容や新しい自己像の形成につながることに着目し、「対話」により、働く女性がライフステージごとに直面するさまざまな課題を解決に導く、企業横断型のコミュニティーサービスです。コーピングを通じて自分自身を理解し、身近な人には相談できない同じ悩みを抱える利用者や専門家との対話により、健康やキャリア、マネー、育児、介護に関わるライフプランなどの幅広いジャンルの悩みに対してワンストップで悩みの言語化や客観視ができる。
 さらに、自分で問題を解決する能力や、自己決定能力が向上することも期待できるため、行動変容につながる解決策発見にも繋がる。「marbleMe」の主なサービスメニューは、次の通り。

 BIPROGYは、「marbleMe」参加企業と共に、働く女性が抱える健康問題解決を支援することで、一人でも多くの女性の生きづらさの解消を目指す。また、少子高齢化により労働人口が減少している日本が抱える課題である女性の活躍による生産性向上と労働損失削減に寄与する。

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