GPIFが採用するESG投資指数の5つの構成銘柄に継続選定 小野薬品

 小野薬品は12日、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)投資のために採用する株価指数の5つの構成銘柄に本年も継続選定されたと発表した。
 5つの構成銘柄は、「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」、「MSCI 日本株女性活躍指数(WIN)」、「FTSE Blossom Japan Index」、「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」および「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」。
 また、本年4月にGPIFが新たに採用した「Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index(GenDi J)」においても構成銘柄に選定された。GPIFが採用するESG投資指数は次の通り(カッコ内は運用開始年月)

◆MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数(2017年7月): 2019年より5年連続
MSCIジャパンIMIトップ700指数構成銘柄の中から、業種ごとにESG評価に優れた日本企業が選定される。

◆MSCI 日本株女性活躍指数(WIN)(2017年7月): 2022年より2年連続
MSCIジャパンIMIトップ700指数構成銘柄の中から、性別多様性に優れた日本企業を対象にして選定される。

◆FTSE Blossom Japan Index(2017年7月): 2018年より6年連続
ロンドン証券取引所グループの一企業であるFTSE Russell社が開発した指数であり、ESGの対応に優れた日本企業が選定される。

◆S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数(2018年9月): 2018年より6年連続
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社と東京証券取引所(TOPIX)が共同で開発したESG指数の一つである。TOPIXの構成銘柄を対象とし、時価総額をベースに、環境情報の開示状況と炭素効率性の水準(売上高当たり炭素排出量)によって、構成銘柄のウエイトが決定される。

◆FTSE Blossom Japan Sector Relative Index(2022年3月): 2022年より2年連続
FTSE Russell社が開発した指数であり、ESGの対応に優れた日本企業が選定される。同インデックスは、セクター・ニュートラルとなるよう設計されている。
 また、低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみが選定される。

◆Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt 指数(GenDi J)(2023年4月):初回
 この他、2001年に運用が開始されたESG投資家向けのベンチマークで、ESGの対応に優れた企業が選定されるFTSE4Good Index Seriesにも2018年より6年連続で選定されている。

 小野薬品は、今後も「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念のもと、事業戦略にESGの視点を取り入れ、社会の持続的発展に貢献するとともに、持続的な企業の価値向上に取り組んでいく。

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