第一三共は21日、FLT3阻害剤「キザルチニブ」について、米国FDAよりFLT3-ITD変異を有する急性骨髄性白血病(AML)の一次治療を対象とした販売承認を取得したと発表した。
同適応は、2022年6月開催の欧州血液学会(EHA 2022)で発表されたFLT3-ITD変異を有するAML患者への一次治療を対象としたP3試験(QuANTUM-First試験)の結果に基づき、2022年10月にFDAに承認申請が受理され、優先審査のもとで承認された。
同剤は、FDAにより、AML一次治療における寛解導入療法期、地固め療法期及び維持療法期を通して承認された初めてのFLT3阻害剤である。今後、数週間以内に米国で販売を開始する。