「dotestスマートフォン用運動精子濃度テストキット」新発売 ロート製薬

 ロート製薬は、16日より子どもを授かりたいという思いに寄り添ってきた「ドゥーテスト」ブランドより、アプリを用いて運動精子濃度を簡単にチェックする「dotestスマートフォン用運動精子濃度テストキット」をロート通販オンラインショップで販売開始する。
 “赤ちゃんが欲しい”そう願ったときから「妊活」が始まると、ロート製薬は考えている。2018年には夫婦がともに協力し支えあう「ふたり妊活」という考え方を発表し、世間にも浸透してきた。ロート製薬の調査「妊活白書 2020」では、家庭内で過ごす時間や、ライフプランを考える人が増えている中、男性のふたり妊活への意識が高まっていることが判った。
 この運動精子濃度テストキットは、自宅にいながら簡単に精子の状態を知ることで、男性のセルフ妊活を応援し、妊活についてふたりで協力し合うきっかけを提供する。ロート製薬は、今後もふたり妊活を応援し、“妊活”について知りたい、知ってほしい情報やサービス・製品を様々な形で発信していく。
 ロート製薬では1980年代から「妊娠についての正しい知識を広め、応援したい」という気持ちで妊娠検査薬の研究開発に携わってきた。「正しい知識を身につけて、自分の体を自分でチェックする」という意味が込められている「ドゥーテスト(=do test)」ブランドで、妊娠検査薬、排卵日予測検査薬を発売し、市場をリードしてきた。
 「不妊は女性の悩み」と思われがちだが、実はWHOの調査によると、不妊原因の48%は男性にもあるといわれている。だが、「妊活白書 2020」では、こどもを欲しいと願う既婚男性のうち、「不妊は夫婦の問題である(原因は、男性・女性の両方に可能性がある)」ことを知っている人の割合は 48.6%と、まだまだ低い実態が判明した。
 そこで、ふたりで一緒に妊娠について知り、考えて、行動できるように、女性だけでなく男性が妊活に向き合うきっかけとなるような商品の開発・発売に至った。
 今回新発売される「dotestスマートフォン用運動精子濃度テストキット」は、精子濃度と運動率から算出する運動精子濃度を自宅でチェックするテストキット。チェックには、同品のほかにスマートフォンアプリを使用する。主な特徴は次の通り。


①顕微鏡型3枚レンズ採用で焦点深度が深いため、ブレが小さく高精度で検体を測定できる。
②独自の基準「運動精子濃度」でチェック。
③ スマートフォンで簡単に測定でき、アプリ上で結果がわかる。
価格は、 5500 円 (内容量2回分、税込)。

 

 ロート製薬では「妊活」に対する知識・理解の普及を目的として、「妊活」の意識調査を2018年から行っている。2020年の調査では、25~44歳の子どもを欲しいと望む既婚男性のうち、「ふたり妊活ができている」と回答した男性の割合が36.3%から 63.1%と、前年に比べ飛躍的に向上していた。
 「ふたり妊活ができている」と回答した男性の具体的な活動としては、情報収集や夫婦での話し合い、生活習慣の見直しの割合が高い一方、積極的なセルフ妊活の割合は低いという実態であった。セルフでできる妊活への取り組み度合いには、男女間でギャップがあり、男性向けのサービスや情報が不足していることが伺える。男性のセルフ妊活の選択肢を増やし、サポートする必要があることが分かった。

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