国内外グループで生成AIの利活用開始 小野薬品

 小野薬品は6日、国内外のグループ会社を含む全社員を対象として生成AI(人工知能)が利用できる環境を導入し、その本格的な利活用を開始したと発表した。
 同社は、日本マイクロソフト株式会社が提供するクラウドサービス「Azure OpenAI Service」を利用することで、その環境上に用意した対話型AIとのやり取りを自社環境内に留めるなど、当社が求める高度な情報セキュリティを確保した。
 この環境において、OpenAI社のChatGPTと同様の対話型AIを用意し、資料の作成や要約、アイデアの壁打ち、問い合わせ対応など、さまざまな用途で広く活用していく。
 また、研究・開発・営業などの部門での業務において、社内データや既存システムとの連携により、高度な活用の検討も並行して進めている。
 こうした早期に全社的に生成AIを活用していくことで、例えば対話型AIへの入力(プロンプト)の利用習熟や高度活用を図り、全社員のデジタルリテラシーや活用能力を向上させることを目指す。
 小野薬品は、さまざまな活動においてデジタル面でも成長戦略を推進していく。

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